学戦都市アスタリスク 第24話 再会 とまとめ △+
CPU・化け物と対人戦ではそれぞれ評価が違うよな
と、同時に「目的」とその達成の為にいろいろと「政治」が
からんでくるのが「学園もの」ならぬ「学戦」として志したなにかだろう。
こうしたあり方は「パワーゲーム」の消費のはやさを緩和して
「長く滞在したい場」というのを志向しているようにみえるわけで
上記に関しては一定の成功を収めていたような気はするね
まあ「政治的感心」を満たすラノベなんて数える程しかないから
そっちは「サブ」的なあつかいぐらいでいいだろう。
「おんなのこいっぱい」モノとしてもまあ合格点でたぶんその
「政治うんぬん」に振った分で少し切れ味が落ちているかもしれぬね
一番被害を受けたのはクローディアさんだな、たぶんw
とまあ綾斗くんのように「何でも出来る」っていう万能性が
当作品の特徴といってもよいのかもしれないけど
ひとつ足りないものがあるね、何かっちゅうと「学園」として
あまりにも寂しいかなあ、って思うところ。
他作品だったら「学園祭」とか無理矢理やっちゃうとこだったけど
こっちはもうすでに祭に参加しているわけで、そこまでやる余裕はないわな
と、同時に「学生」であることの「無駄さ」まで描き出すような
「余裕」は流石になかったような、そんな印象ではある。
まあそれは「アスタリスク・ワールド」として描き出そうとしている
巨大な何かが前提としてあるのなら「あり」と言ってもいいかもしれないね
それ自体が完成された「個」なのではなく、さりながら十分な質量の「部分」で
あるってこと、そういう現代的で、優等生的なあり方。
ばくおん!! 第12話 もしものせかい!! とまとめ!! △++
「みんなおりこうさんになっちゃった」という羽音の言葉が
ちょっと意義深いね、羽音のくせにw
そう、おりこうにやるのなら「目標もないけどみんないる部活もの」
でいいのよね、それがここ数年の流行だったし、それで何が悪いってことだ。
ところがここに「バイク」っちゅうブツが入り出すと途端に
それがブチ破られるというそういう「すごいもの」としての
オブジェクトのつよさがあるのよね。
年頃の女の娘がとたんにガラの悪い単語や趣味、汚れにまみれるし
自分が死ぬことも、人を殺すこともできるスピードに到達するわけで
そういうかつては「憧れ」で今は「ダサ」くなってしまった何かを
「女子高生」っちゅう強力な接着剤でもって仕上げたのが当作品だったのかとおもう
それも「馬鹿馬鹿しくなる」ギリギリのラインで攻めているのがよいのね
「まんが」⇔「リアル」の境目でのせめぎあいがある。
しましまあ以外と「走る」シーンはおさえめだったよね
むしろスズキのバイクをディスっていた時間の方が長かったのではないだろうかw
でもまあ「悪意」ではないわな、愛情の裏返しってやつだな、たぶんww
そういうのが納得できるのも「善」として扱う時の「女子高生」としてのつよさで
その取り合わせがと調理が上手かったのだとおもわされる。
ハンドレッド 第12話 仲間 とまとめ △(+)
ある種「完璧なはなし」だわな、このおはなし。
他の人が「さすがにちょっと」ってズラしてくるところを
全くブレずにやってのけるのがむしろ凄いというか。
「ウケそうな要素を繋げてハナシを一本つくりなさい」っていう
課題があればこれで満点に近いのではないか、とおもうね
まあそれは「なんちゃらクリエイター学園」では、という前提だけど。
問題は「深夜アニメ」界隈においては「こういうの」も
少なくとも商業的にはGOサインがでるっちゅうことのなのね
そういうことに噛みつくほどもう僕は子供ではなくったけど
むしろ何というか不思議な感慨なのね、設定は分かりきっているのに
それを視聴しているという「惰性」という言葉を使うなにか
そういうことができる程に1クールに作品がン十本もあるという
現実、それこそが「異状」なのかもしれない。
くまみこ 第12話 決断 とまどめ △+
まちは犠牲になったのだ
「田舎」を扱った作品は深夜アニメ界隈においては「はやりもの」
という位置づけだとおもうので、奇しくも当作品は「流行」に
沿っていたといえよう。その情景を巫女と熊っちゅう最小限の単位で
切り取るところはまず優れていたとおもうのね
「田舎もの」にコンプレックスを抱いて、それを抜けださんと
背伸びをするところも微笑ましく見られるわけで
んじゃーどこまでやっていいかっていうと調度この「アイドル」ちゅう
「都会モン」の「癒やし」になっているところまでなんだろうなあ、と思ったね。
それはもともとの長所を捨てて別の何者かになるっていうところで
非常にナイーブな部分になるところで、そこにまちちゃんぶっこんだら
まあこういうことになるのは分かりそうなものではある
この分裂症的な〆方はいわけない少女に圧力をかけるとどうなるかを
リアルにあらわしたものと皮肉にもいえるかもしれないねえ。
リアルっつえばよしお君の「村おこし」に対する姿勢もちょい生生しかったかもな
「やんないと村は確実に滅ぶ」って真剣さとやっていることの稚拙さのギャップが
このよしおっちゅう「空気の読めない」キャラには相応しいと言えばそうだったかもしれん
でもそんなことを期待していた視聴者が果たしてどれぐらいいたのだろうかね
それこそ「空気が読めない」ってことなんじゃなかろうか
長所を捨てて得るものが無かったっていうつらい終わり方だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます