意志のなかにいる

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ふしぎなテキーラ のまされて(アニメ感想)

2010-12-12 18:40:44 | アニメ感想(2010 四期)





神のみぞ知るセカイ 第10話「あたしの中の……」 △+







ば↓か~↑っ






「ものいわぬ臓器」つっても、あれは「多少苛めても反応が出にくいから
気がつく頃には手遅れになりやすい」ってことなんで単に
「レスリアクション」ってわけじゃない、ないがしろにすればキッチリ
ひどい目に逢う。実際に痛めている人には洒落にならんし
あまり上手くはないな





「誰にも邪魔されたくない」ってのは珍しく桂馬が本来持ち合わせている特性
媒介こそ違えど栞も口頭ではないコミュニケーションに依存している人種
今まで「ぎゃるげえの主人公」をほぼ100%演じてきた桂馬にとって
本来の自分を大きく偽ることのない「栞ルート」ってのは彼の「攻略ルート」を
さぐる良い機会なんかもね。










屍鬼 第19話 「第悼と柩話」 △+






「祭り」の時にガツーンとやる医者のうまさがなんともまあ
日本人って「ホンネ」が酒を飲んでいるときか祭りの時にしか出ないってこと
なんかもねえ、してみると「屍鬼狩り」ってのも祭りの延長にすぎないのかも
しれないね、ええじゃないか―









FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 第10話「渇き」 △





吸血鬼の「魅惑」を容認しちゃったら「ぎゃるげえ」なんてどだい
成り立たないからねええ、「魅惑の拘束」を受ける前に
言葉本来での意味での魅惑されていないといけないわけだ
「学園もの」という物語枠と仲良しこよしのこのおはなしで瑛里華に
真にイカれちゃった諸兄はこのおはなしをより楽しく受け取れるかと
おっさんになっちゃった私にさすがにつらい










そらのおとしものf 第11話「幻想哀歌(ムサベツ)の果て」 △+








ラウンド、ツー、ファィッ!!





どさくさにまぎれてって言ってるが、そのとおり
どさくさにまぎれたのだ。2期は笑いとかも結構大味だった印象だから
そのあたりの「愛」の微妙な構成もどうも疑わしい「恋」ならオッケーなんだけど
そういう意味ではみなさんまだカオスのようにまだ暗い海の底で
「愛」のなんたるかをハートに刻んでいる過程なんかもしれないね
「バトル」を「試験」にあてているところがまあ少年誌フォーマットって
ことなんだろう











刀語 第12話 「炎刀・銃」と刀語語り △ 






ラウンド、トゥエルブ、ファィッ!!






ここまで来て最後に七花を七実みたく「抜き身の刀」にするのはまあなんというか
確かにうまい、うまいよ、物語的には、異様にスッキリ終わる
とがめの復讐が成立しましたーってエンドはグッドエンドって言う蛮勇はさすがにね。
ただ、とがめとの関係性において成立していた「絆」っていうちっちゃい「歴史」を
ご破算にするきびしさはまあ現代人が「歴史」に対して大方抱いている無力感を
象徴しているような気もする。「何か」を積み重ねることに対する無力さ
ケンカ無敵だけによりいっそうそれが露わになるという
シュナイゼル兄さんはそのむなしい行為こそ人の歴史だと言ってるけどね



このむなしさはどっからくるのか
そもそもいちおうは若人向けにこしらえた「物語」が
口うるさい人達が百億もいる「歴史もの」ってジャンルにチャレンジすること
そのものが「無謀」だってちょっとオツムが回る人なら分かるわけで
そんなら最初からそういう「皮」をかぶった荒唐無稽なおはなしに終止した方が
無難ではあるわけだ、えんため的に。
このおはなしが「歴史」とか日本人のメンタリティを象徴する「刀」とかを否定する
要素に満ち満ちているのはそういう現代の物語土壌において
イキイキとしたお話しを紡ぐのに「歴史」を関わらせることがどんだけ困難かって
ことの恨み節なんかもしれないねえ。

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