意志のなかにいる

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わるいなあ、このアニメは3人用なんだ(アニメ感想)

2011-07-02 00:19:42 | アニメ感想(2011・2期)





星空へ架かる橋 第12話「夜空に架かる星の橋」とまとめ △(+)






リアルなんてクソだ!





恋愛成就がどうとかこうとかはまあどうでも
「理想郷モノ」って視点で風物とか交流を愉しむほうがよかろ。
いろいろと「画像」を処理する技能が変化してきているから
かつては「想像」で補っていたところをいろいろ実際の「画」にして
提示できるようになってきたよねえ、作り手側が手間を惜しまなければ。
星かかで見るべきは人物と風物のバランス加減ってことで
アニメで表現される「田舎!」っていうのより一歩踏み込んだ所には到達
していた気はする、これなら「伝記モノ」とか「ポエジー」を説得力をもって
処理できるぐらいではある、まあ方向性が違うからあれだけど。
オッサンには「エロゲー原作」っていうのも10年たってもうこんぐらいが基準になっている
という隔世の感がある、あとはこの舞台で何ができるかですよねえ。
何かするか、テッテー的に何もしないか










緋弾のアリア 第11話「潜入」と第12話「ブラド」 とまとめ






ごめんねえ、ルパ~ン





けっこうやっつけな仕事ですよね、オトナになるとこういう仕事も無くはない
だからボロクソに言われるのも覚悟完了でしょうし。
理子っちですよね、要は。彼女はガチで描かれいるような気がする
「こういうキャラ」まみれのセカイで「峰不二子」を出すのはちょっと興味がある
学園のどーでもいいサービスパートよりも彼女を活躍させるおはなしが
もう1話ぐらいあってブラド戦をマトモに仕上げればいちおうカタチとしては
整ったとは思う。え、「原作」にそんなハナシないって?
今さら原作に気兼ねする必要があるとも思えないですけど










電波女と青春男 第11話「今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと」
電波女と青春男 第12話「秒速0.00000000198センチメートル」 とまとめ △+






あの青春小僧からどんだけ「駄言」を奪い取るかってことなんでしょうね
ちょうど「小説」から「アニメ」がどれだけ「言葉」を奪い取るかってこと
あるいは「視聴者」から「ありふれた感想」を奪い取ることかも


「真」クンの口が減らぬのは「語るべき」ことが無いからで
それはまあここ50年ぐらいの小説の基本的なあり方なんだけど
いっぽうでこの世にはまだ美しきものがある(たいがいは女の娘)わけだ
それがワンセットになったのが「ラノベ」っていうここ最近の現象なわけ



にしても「地の文」を担当している「真」クンの言のなんと貧相なことよな
とはおもう。古の昔のように「男らしく」語ることがすでに出来ない状態
歴史に裏打ちされてはいない自分たちが享受してきた浅薄な言辞で
テレを隠すのがいっぱいってとこ、太宰は早すぎたねえ。
そのかそけき言を女の娘の尻を追いかけてようやくほそぼそと繋いでいるという
惰弱きわまりない形式が現代のたぶん支配的なモードではある
これは「ラノベ」特有な形式っちゅうより、ワタクシのような仮想の女の娘の
尻を追いましてああでもないこうでもないと暇を凌いでいる人間にとって
最も心地よいそれなのかもしれない



言いたかないけど、さ










GOSICK -ゴシック- 第24話 死神の肩越しに永遠をみる とまとめ △








「視聴者参加型ミステリ」ではないよな、ヴィクトリカが1秒で解決するし
舞台袖で傍観するタイプですね、その舞台なんだけどまー「西欧」って
ガチでやると大変ですよねって感じ、ちょっと見た目は雰囲気があるんだけど
身を乗り出して浸れるかってなるとニポンジンにはちょっと難しい
これは「戦争」ってとこまで含んでいて「離別フラグ」ってセンを超えていたか
ってなると疑問がある。


「ラノベ」ってさっきさんざん勝手な私見をぶってたけど
その視点で言うと「依頼者」なり「犯人」なりが女の娘でないと
勃たない、もとい萌えないわけなので内容なり演出なりがよっぽど優れていないと
印象に残らないワケなんだが、まーさすがにそれを満たすのは無理だわなあ
むしろ殺人だの戦争だののように大上段に構えるより
ヴィクトリカをからかったりからかわれたりしながら「日常」のちょっと
した事件を解決していくスタンスの方がしっくりくるというか
逆に「~城殺人事件」みたいなのをやるなら予算を倍にして話数も倍にする必要がある
現代はそういう「まっとうなおはなし」ってのにもの凄くコストがかかるから
低燃費なハナシが跋扈してるわけなのだけど
流石にその状態をひっくり返すような知恵をいち少女に託すのは
灰色狼の血を利用しようとしていたアホなおっさん並に無謀なことかもしれない

そうなるとクジョー君しだいってことになるけど、二十ン話もかけて彼には
「成長」が無かった気がする、少なくともそう描かれてはいなかったような。
最後の2話辺りの「戦争をくぐって~」ってのも取って付けたような感があるし
彼はラノベの男主人公らしく「無力」だったと思う、ひたすらに。
まー逆に言えばそういう「無力さ」を「学園」とか「ハーレム」で誤魔化さなかった
からこそいっそう露わになったというか、「ワトソンだから」で切り捨てちゃう
古典派の残酷さというか、そういうところをもうちょっと救って欲しかったなとはおもう。

























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