◇ NY市場の9割が「9月は利上げナシ」 = ダウ平均は先週491ドルの値上がり。労働市場の緩和を示す経済指標が発表されて、長期金利が低下。市場の9割が「9月は利上げ見送り」と予想するようになった。たとえば7月の求人件数が3か月連続で減少。また8月の雇用統計でも、非農業雇用者の増加数が18万7000人と20万人を割り込んだ。注目された平均時給も前年比4.3%の増加で、前月を0.1ポイント下回っている。
日経平均は先週1086円の大幅な値上がり。5日間の連騰で、8月中の下落幅552円を一気に取り返した。アメリカの長期金利が低下し、中国経済に対する警戒心もやや薄らいだ。そこへ企業業績の上方修正が伝わり、買い気が膨らんだ。外国人投資家はむしろ腰が引けているようだが、国内の個人投資家が驚くべき勢いで買いを入れている。
FRBが政策決定会合を開くのは19-20日。市場の予想通り利上げを見送りかどうかは、まだ判らない。労働市場の緩和が、実際に物価の安定につながるかどうか。FRBは今後に発表される物価関係のデータをみて、最終的に決めることになるだろう。東京市場は、やはりニューヨークしだい。3万3000円を超えても買い気が続くかどうか、試されることになる。
今週は5日に、7月の家計調査。7日に、7月の景気動向指数。8日に、4-6月期のGDP改定値、7月の毎月勤労統計、8月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは6日に、7月の貿易統計、8月のISM非製造業景況指数。また中国が7日に、8月の貿易統計。9日に、8月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週1086円の大幅な値上がり。5日間の連騰で、8月中の下落幅552円を一気に取り返した。アメリカの長期金利が低下し、中国経済に対する警戒心もやや薄らいだ。そこへ企業業績の上方修正が伝わり、買い気が膨らんだ。外国人投資家はむしろ腰が引けているようだが、国内の個人投資家が驚くべき勢いで買いを入れている。
FRBが政策決定会合を開くのは19-20日。市場の予想通り利上げを見送りかどうかは、まだ判らない。労働市場の緩和が、実際に物価の安定につながるかどうか。FRBは今後に発表される物価関係のデータをみて、最終的に決めることになるだろう。東京市場は、やはりニューヨークしだい。3万3000円を超えても買い気が続くかどうか、試されることになる。
今週は5日に、7月の家計調査。7日に、7月の景気動向指数。8日に、4-6月期のGDP改定値、7月の毎月勤労統計、8月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは6日に、7月の貿易統計、8月のISM非製造業景況指数。また中国が7日に、8月の貿易統計。9日に、8月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫