◇ 原油高で株安・ドル高に = ダウ平均は先週261ドルの値下がり。原油の国際価格が上昇したことが響いた。原油高で物価が上昇すると、FRBの金融引き締めが長引く。こうした懸念が強まって株価は下落。その一方で長期金利が上昇したため、ドルが買われた。また中国政府がiPHONEの使用を規制、アップルの株価が急落したことも市場の空気を暗くした。
日経平均は先週104円の値下がり。円安が進んだため輸出関連銘柄が買われ、業績を上方修正した企業も物色された。飲食・不動産・銀行など、物価や金利の上昇で業績が好転する銘柄に買いが集まっている。外国人投資家が資金を中国から日本へ移しているという情報もあるが、確証はない。それより国内投資家の物色買いが目立っている。ただ3万3000円を超えると、確定売りも多い。
FRBは来週19-20日、日銀は21-22日に政策決定会合を開く。ニューヨーク市場では①これが最後の利上げになる②今回は見送り、次回10月に利上げ--の2説が圧倒的。同時に物価や小売り関連の発表に注目が集まる。一方、東京市場では、日銀の政策変更を予想する人は皆無と言っていい。いずれにしても日米間の金利差は、さらに開く方向。円安はどこまで進行するのだろうか。
今週は13日に、7-9月期の法人企業景気予測調査、8月の企業物価。14日に、7月の機械受注。15日に、7月の第3次産業活動指数。アメリカでは13日に、8月の消費者物価。14日に、8月の生産者物価、小売り売上高。15日に、8月の工業生産、9月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が15日に、8月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週104円の値下がり。円安が進んだため輸出関連銘柄が買われ、業績を上方修正した企業も物色された。飲食・不動産・銀行など、物価や金利の上昇で業績が好転する銘柄に買いが集まっている。外国人投資家が資金を中国から日本へ移しているという情報もあるが、確証はない。それより国内投資家の物色買いが目立っている。ただ3万3000円を超えると、確定売りも多い。
FRBは来週19-20日、日銀は21-22日に政策決定会合を開く。ニューヨーク市場では①これが最後の利上げになる②今回は見送り、次回10月に利上げ--の2説が圧倒的。同時に物価や小売り関連の発表に注目が集まる。一方、東京市場では、日銀の政策変更を予想する人は皆無と言っていい。いずれにしても日米間の金利差は、さらに開く方向。円安はどこまで進行するのだろうか。
今週は13日に、7-9月期の法人企業景気予測調査、8月の企業物価。14日に、7月の機械受注。15日に、7月の第3次産業活動指数。アメリカでは13日に、8月の消費者物価。14日に、8月の生産者物価、小売り売上高。15日に、8月の工業生産、9月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が15日に、8月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ≫