◇ ダウ平均は史上最高値を更新中 = ダウ平均は先週1057ドルの大幅な値上がり。先々週から7日間の連騰で、終り値は3万7305ドル。水曜日からは3日続けて史上最高値を更新した。FRBが政策金利の据え置きを決定、来年には利下げが始まることがほぼ確実に。にもかかわらず、小売り売上高などが予想以上に堅調。この調子なら、いわゆる‟軟着陸”の可能性が高まった。市場には安心感が広がっている。
日経平均は先週663円の値上がり。先々週の大幅な下げを、半分ぐらい取り戻した。ニューヨークの盛況は追い風になったが、円高の進行が重荷に。アメリカの金利が低下したために、円の対ドル相場は1週間で3円近く上昇した。加えて自民党のパー券不正処理事件。特に外国人投資家は、政局の混乱を嫌気している。
いまのニューヨーク市場は、快晴の冬空。年末にかけても、雲ひとつ見当たらない。利益確定の売りをこなしながら、さらなる高みを目指す勢いだ。一方、東京市場はどんよりした曇り空。あす19日に発表される、日銀の政策も気がかりだ。マイナス金利政策に固執すれば、ますます動きがとれなくなる。修正すれば、さらに円高が進むだろう。
今週は20日に、11月の貿易統計、訪日外国人客数。22日に、11月の消費者物価。アメリカでは18日に、12月のNAHB住宅市場指数。19日に、11月の住宅着工戸数。20日に、11月の中古住宅販売、12月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。21日に、7-9月期のGDP確定値。22日に、11月の新築住宅販売。なお19日に、植田日銀総裁が会見。
≪18日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週663円の値上がり。先々週の大幅な下げを、半分ぐらい取り戻した。ニューヨークの盛況は追い風になったが、円高の進行が重荷に。アメリカの金利が低下したために、円の対ドル相場は1週間で3円近く上昇した。加えて自民党のパー券不正処理事件。特に外国人投資家は、政局の混乱を嫌気している。
いまのニューヨーク市場は、快晴の冬空。年末にかけても、雲ひとつ見当たらない。利益確定の売りをこなしながら、さらなる高みを目指す勢いだ。一方、東京市場はどんよりした曇り空。あす19日に発表される、日銀の政策も気がかりだ。マイナス金利政策に固執すれば、ますます動きがとれなくなる。修正すれば、さらに円高が進むだろう。
今週は20日に、11月の貿易統計、訪日外国人客数。22日に、11月の消費者物価。アメリカでは18日に、12月のNAHB住宅市場指数。19日に、11月の住宅着工戸数。20日に、11月の中古住宅販売、12月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。21日に、7-9月期のGDP確定値。22日に、11月の新築住宅販売。なお19日に、植田日銀総裁が会見。
≪18日の日経平均は? 予想 = 下げ≫