◇ 天井が見えた株式相場 = 円相場が久しぶりに大きく動いた。ニューヨーク市場では20日、対ドル相場が112円台に下落。10か月ぶりの安値となった。これはアメリカ経済の堅調が続く一方で、中国市場への依存度が高い日本やヨーロッパの景気が悪化したためだと解説されている。ところがドル高にもかかわらず、ダウ平均は先週406ドルの値下がり。円安にもかかわらず、日経平均も301円の下落となった。
ダウ平均の反落は、中国経済の混乱が世界経済に与える悪影響が無視できなくなったため。日経平均の続落も、コロナ肺炎の蔓延が止まらないことへの警戒感が主因だという。つまりアメリカでは国内経済の堅調、日本では大幅な円安という好材料よりも、肺炎の脅威が上回ったことになる。
これでダウ平均は、当面の目標だった3万ドル載せから少し遠ざかった。日経平均も2万4000円台の回復は、難しくなった。もっとも投資資金はあり余っているので、下げれば押し目買いも入るだろう。しかしアメリカや日本が想定外の景気対策でも打ち出さない限り、大幅な反発は期待薄だ。日米の株価には、天井が見えている。
今週は25日に、1月の企業向けサービス価格。28日に、1月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは25日に、12月のFHFA住宅価格と2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。26日に、1月の新築住宅販売。27日に、10-12月期のGDP改定値、1月の中古住宅販売。また中国が29日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
ダウ平均の反落は、中国経済の混乱が世界経済に与える悪影響が無視できなくなったため。日経平均の続落も、コロナ肺炎の蔓延が止まらないことへの警戒感が主因だという。つまりアメリカでは国内経済の堅調、日本では大幅な円安という好材料よりも、肺炎の脅威が上回ったことになる。
これでダウ平均は、当面の目標だった3万ドル載せから少し遠ざかった。日経平均も2万4000円台の回復は、難しくなった。もっとも投資資金はあり余っているので、下げれば押し目買いも入るだろう。しかしアメリカや日本が想定外の景気対策でも打ち出さない限り、大幅な反発は期待薄だ。日米の株価には、天井が見えている。
今週は25日に、1月の企業向けサービス価格。28日に、1月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは25日に、12月のFHFA住宅価格と2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。26日に、1月の新築住宅販売。27日に、10-12月期のGDP改定値、1月の中古住宅販売。また中国が29日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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