◇ ダウは年間最大の上げで史上最高値 = 日経平均株価は2万3656円62銭で、19年の取り引きを終えた。年間の上げ幅は3642円、上昇率は18.2%だった。大納会の終り値としての水準は、1990年以来29年ぶりの高さである。5月と8月には大きく下げたが、10月以降は大幅に上げた。株価を上下動させた最大の要因は米中経済戦争だったが、全体として株価を持ち上げたのは各国の金融緩和政策が生んだカネ余りだったと言えるだろう。
ダウ平均株価は、先週末の終り値が2万8645ドル。年初からの上げ幅は5318ドル、上昇率は23%となっている。この年間の上げ幅は過去最大。やはり米中経済戦争に振り回されたが、FRBが再び金融緩和政策に戻ったことで景気の見通しが好転。11月からは連日のように史上最高値を更新し続けた。現在の時価総額は36兆3200億ドル(約4000兆円)、前年より7兆5000億ドル増加している。
このように日米の株価は、明るい空気のなかで20年を迎える。しかし東京市場の気分は、ニューヨーク市場ほど楽観的ではない。というのもアメリカは景気の先行きが開けており、企業業績回復への期待感も強い。しかし日本の場合は景気の見通しが不透明で、企業の収益改善にもメドが立たない状態だからだ。
新年になっても米中経済戦争は続き、株価を大きく揺さぶるだろう。また日米両国は、それぞれ独自の問題点も抱えている。アメリカの場合は、11月の大統領選挙。まだ勝敗予想も出来ない段階だが、仮に民主党のリベラル派が勝利すると、大企業には強い逆風が吹く。株式市場にとっては、これが怖い。一方、日本の場合はオリンピックの後遺症。景気の落ち込みを防げるかどうか。
≪30日の日経平均 = 下げ -181.10円≫
ダウ平均株価は、先週末の終り値が2万8645ドル。年初からの上げ幅は5318ドル、上昇率は23%となっている。この年間の上げ幅は過去最大。やはり米中経済戦争に振り回されたが、FRBが再び金融緩和政策に戻ったことで景気の見通しが好転。11月からは連日のように史上最高値を更新し続けた。現在の時価総額は36兆3200億ドル(約4000兆円)、前年より7兆5000億ドル増加している。
このように日米の株価は、明るい空気のなかで20年を迎える。しかし東京市場の気分は、ニューヨーク市場ほど楽観的ではない。というのもアメリカは景気の先行きが開けており、企業業績回復への期待感も強い。しかし日本の場合は景気の見通しが不透明で、企業の収益改善にもメドが立たない状態だからだ。
新年になっても米中経済戦争は続き、株価を大きく揺さぶるだろう。また日米両国は、それぞれ独自の問題点も抱えている。アメリカの場合は、11月の大統領選挙。まだ勝敗予想も出来ない段階だが、仮に民主党のリベラル派が勝利すると、大企業には強い逆風が吹く。株式市場にとっては、これが怖い。一方、日本の場合はオリンピックの後遺症。景気の落ち込みを防げるかどうか。
≪30日の日経平均 = 下げ -181.10円≫
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