◇ 金融不安の減退で活気づいた株式市場 = ダウ平均は先週1037ドルの大幅な値上がり。昨年11月上旬以来の週間上げ幅となった。終り値は3万3000ドルを回復、金融不安による落ち込み分をほぼ取り戻している。特に大きな上げ材料はなかったが、シリコン・バレー銀行の倒産から3週間たって金融不安がほぼ解消したことが心理的な支えになった。
日経平均は先週656円の値上がり。終り値は2万8000円台を回復した。こちらも金融不安の減退が、基本的には安心材料。それに先週は年度末で配当目当ての買いも大きかった。これで3月は595円の上げ。インバウンドの増加期待で内需株が買われた一方、銀行・保険株は戻りも遅かった。年度末の株価は、昨年末比で1946円の上昇となっている。
シリコン・バレー銀行に端を発しスイスに飛び火した金融不安は、金融当局の素早い対応もあって一段落したようだ。たとえばニューヨーク市場の恐怖指数と呼ばれるVIXも、シリコン・バレー銀行以前の水準にまで低下した。この安心感は、今週も続くだろう。ただアメリカでは同時に、景気後退に入る可能性が急速に高まっている。この新たな不安を、市場はどう消化するのだろうか。
今週は3日に、3月の日銀短観、新車販売。7日に、2月の毎月勤労統計、家計調査、景気動向指数。アメリカでは3日に、3月のISM製造業景況指数。5日に、2月の貿易統計、3月のISM非製造業景況指数。7日に、3月の雇用統計が発表される。
≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週656円の値上がり。終り値は2万8000円台を回復した。こちらも金融不安の減退が、基本的には安心材料。それに先週は年度末で配当目当ての買いも大きかった。これで3月は595円の上げ。インバウンドの増加期待で内需株が買われた一方、銀行・保険株は戻りも遅かった。年度末の株価は、昨年末比で1946円の上昇となっている。
シリコン・バレー銀行に端を発しスイスに飛び火した金融不安は、金融当局の素早い対応もあって一段落したようだ。たとえばニューヨーク市場の恐怖指数と呼ばれるVIXも、シリコン・バレー銀行以前の水準にまで低下した。この安心感は、今週も続くだろう。ただアメリカでは同時に、景気後退に入る可能性が急速に高まっている。この新たな不安を、市場はどう消化するのだろうか。
今週は3日に、3月の日銀短観、新車販売。7日に、2月の毎月勤労統計、家計調査、景気動向指数。アメリカでは3日に、3月のISM製造業景況指数。5日に、2月の貿易統計、3月のISM非製造業景況指数。7日に、3月の雇用統計が発表される。
≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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