経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (142)

2022-12-10 07:45:21 | なし
◇ 中国の規制緩和は壮大な実験 = 世界の感染者は累計6億5029万人、この1週間で362万人増加した。この増加数は前週より3万人多く、10月下旬以来の水準。死亡者は665万5908人で、週間1万2877人の増加だった。この増加数は前週より3245人多い。感染者も死亡者も、明白に増加の傾向にある。規制を完全に解除した国が増え、北半球が冬に入ったためだろう。

国別の死亡者数をみると、アメリカは累計108万3362人。この1週間で2918人増加した。次いでブラジルが69万人台、インドが53万人台、ロシアが38万人台、メキシコが33万人台。さらにイギリスが21万人台、イタリアが18万人台、フランスとインドネシアが16万人台、ドイツが15万人台となっている。特に大きく増加した国はないが、ブラジルが69万人台、フランスとインドネシアがともに16万人台に乗せた。

日本の感染者は累計2572万3242人、この1週間で77万7011人増加した。前週より4万3510人多く、8週連続で増加数は拡大している。死亡者は5万1350人、この1週間で1280人増加した。増加数は6週連続で拡大している。規制がほぼ解除されたことに加え、旅行支援も始まった結果だろう。年末年始に増加傾向が加速しないか、心配である。

中国政府は6日、ゼロ・コロナ政策を半分ほど解除すると発表した。国内旅行はほぼ自由化、商業施設への入場も陰性証明が不要になる。ゼロ・コロナ政策への抗議運動を鎮静するためだ。しかし中国製のワクチンは、オミクロンに効かないという。そうしたなかで中途半端な規制解除に踏み切った結果、どんなことになるのか。コロナは一定のピークに達して弱まるのか、それとも急激に悪化するのか。壮大な実験だと思う。

        ≪9日の日経平均 = 上げ +326.58円≫

        【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】   


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