◇ 議長発言を巡り憶測しきり = 「現在の金利水準は、景気を刺激も抑制もしない中立的な水準をやや下回っている」ー-パウエルFRB議長のこの発言が、先週の株価を大きく押し上げた。通常ならどうってことのない内容だが、市場は1か月前の同議長の発言をよく覚えていた。それは「金利が中立的な水準に達するのは長い道のりになる」という発言。比べてみれば『金利引き上げの余地は小さくなった』という意味であることが一目瞭然。そこでダウ平均は1日で600ドル以上も急騰した。
だが、この発言はあとから数々の憶測を生んでいる。パウエル議長は同じ講演で「景気や物価の状況は、さらなる利上げが適切であることを示している」とも解説した。この発言から判断すると、12月の利上げはありそうだ。すると、どこで政策金利の引き上げを打ち止めにするのか。今月が最後で、来年の利上げは見送るのか。
FRBは15年末に金融政策を引き締めの方向に転換。これまで8回の利上げを実施、政策金利をゼロから2.25%にまで引き上げてきた。したがって今月9回目の利上げを行えば、金利は2.50%になる。これまでの状況から判断すると、FRBは来年3回、再来年1回の利上げを計画していたようだ。それを来年は利上げなし、あるいは1-2回に減らすのか。市場の見方はさまざまだ。
パウエル議長がなぜ発言を修正したのかについても、いろいろ言われている。前回の発言が株価を急落させたことを反省、市場に借りを返した。トランプ大統領が「問題は中国よりもFRBだ」と非難したことで、姿勢を軟化させた。本当は何も変えておらず、口先だけのサービスに過ぎない・・・。なかにはパウエル議長が「アメリカの景気動向を心配し始めた」という聞き捨てならない見方も出ている。
≪5日の日経平均 = 下げ -116.72円≫
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
だが、この発言はあとから数々の憶測を生んでいる。パウエル議長は同じ講演で「景気や物価の状況は、さらなる利上げが適切であることを示している」とも解説した。この発言から判断すると、12月の利上げはありそうだ。すると、どこで政策金利の引き上げを打ち止めにするのか。今月が最後で、来年の利上げは見送るのか。
FRBは15年末に金融政策を引き締めの方向に転換。これまで8回の利上げを実施、政策金利をゼロから2.25%にまで引き上げてきた。したがって今月9回目の利上げを行えば、金利は2.50%になる。これまでの状況から判断すると、FRBは来年3回、再来年1回の利上げを計画していたようだ。それを来年は利上げなし、あるいは1-2回に減らすのか。市場の見方はさまざまだ。
パウエル議長がなぜ発言を修正したのかについても、いろいろ言われている。前回の発言が株価を急落させたことを反省、市場に借りを返した。トランプ大統領が「問題は中国よりもFRBだ」と非難したことで、姿勢を軟化させた。本当は何も変えておらず、口先だけのサービスに過ぎない・・・。なかにはパウエル議長が「アメリカの景気動向を心配し始めた」という聞き捨てならない見方も出ている。
≪5日の日経平均 = 下げ -116.72円≫
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます