◇ 予想に反して円安傾向に = 円の対ドル相場は、3月下旬から下落気味に推移している。年初は113円台だったレートが3月中旬には104円台まで上昇、多くの専門家が「100円も覚悟すべし」と警告していた。社内の想定レートを、あわてて100-105円に切り上げた経営者も少なくなかったに違いない。だが現実の為替レートはそこで円高がストップ、現在は107円台で推移している。どうしてだろう。
本来ならば、米中間の貿易戦争がドル安・円高を加速させても不思議ではなかった。それが逆に円安となった原因は、いろいろ挙げられている。まず投機筋のドル売り持ちが6年半ぶりの高水準に達し、これ以上のドル売りを仕掛けにくくなっているという技術的な説明。さらに北朝鮮を巡る緊張がゆるみ、有事の円買いが下火になったこと。FRBによる利上げの頻度が増えそうだという観測の高まり・・・。
あとから理屈はついてくるが、為替相場を形成する要因はもっと複雑なのかもしれない。たとえば今回の場合も、ユーロの対ドル相場が上げ止まったことも関係しているだろう。とにかく為替相場を決定する要因は数多く、要人のちょっとした発言から気象変動まで。昔から「当たらないものは、宝くじと為替相場」と言われるくらいだ。
仮に現在の円相場が100円になっていたら、企業の業績見通しは一気に悪化。株価はもっと下落し、景気の見通しも暗くなっていたに違いない。そうならなかったのは「天の佑け」と言うべきか。しかし安心は禁物。為替相場はいつ、どのように動くかは予測できないと考えておいた方がいい。
≪12日の日経平均 = 下げ -26.82円≫
≪13日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
本来ならば、米中間の貿易戦争がドル安・円高を加速させても不思議ではなかった。それが逆に円安となった原因は、いろいろ挙げられている。まず投機筋のドル売り持ちが6年半ぶりの高水準に達し、これ以上のドル売りを仕掛けにくくなっているという技術的な説明。さらに北朝鮮を巡る緊張がゆるみ、有事の円買いが下火になったこと。FRBによる利上げの頻度が増えそうだという観測の高まり・・・。
あとから理屈はついてくるが、為替相場を形成する要因はもっと複雑なのかもしれない。たとえば今回の場合も、ユーロの対ドル相場が上げ止まったことも関係しているだろう。とにかく為替相場を決定する要因は数多く、要人のちょっとした発言から気象変動まで。昔から「当たらないものは、宝くじと為替相場」と言われるくらいだ。
仮に現在の円相場が100円になっていたら、企業の業績見通しは一気に悪化。株価はもっと下落し、景気の見通しも暗くなっていたに違いない。そうならなかったのは「天の佑け」と言うべきか。しかし安心は禁物。為替相場はいつ、どのように動くかは予測できないと考えておいた方がいい。
≪12日の日経平均 = 下げ -26.82円≫
≪13日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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