魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

試飲会で気付いたこと

2007年09月14日 | ワイン ~2020年
昨日ちょっと書きました「試飲会で気付いたこと」です。

試飲会慣れ?とは怖いものです。
最近、どうも明らかなる「当たり」が減ってるような気がするのです。
その理由となるいろんな要因が考えられます。

・どの輸入元もセレクションの質が全体的に上がり、飛び抜けた「当たり」
や「ハズレ」が出にくくなったこと。

・値上がりのせいで、コストパフォーマンスの良さが損なわれていること。

・ワインジャーナリズム、評論家の好影響で造り手自体が質にこだわって
良質なワインが多くなったこと。

・たくさんのワインを飲み過ぎて、体験しすぎて、こちらの感性が鈍り、
感動が薄れてしまったこと。

などいろいろと考えられます。

それに、やはり自分自身に問題があって、他人の感想や評価を気にしすぎる
のかも知れません。

だって独り善がりで選んでもお奨めしても、実際飲むのは自分ではない、
お客様ですし、そういった意味で、そのワインはどう評価されているのか?
は気になってしまいます。
ついつい輸入元の方に、評判や売れ行きどうですか?なんて、聞いたりも
します。

もっと自分から自信を持って選ぶべきなのでしょうか?

焼きがまわった?のかも知れません。

もっともっと新鮮な感動を、純粋に受け取らなくちゃいけません。

「おたくで買ったワインは美味しかったよー」というお客様の嬉しい言葉に
支えられてセレクトしてはいるのですが、独善的になりすぎる怖さと、
あまりにターゲットの「広さ」や、逆に「限定的な特徴」を意識しすぎると
自分のカラーも出せないような・・・?

そんなジレンマは付きものということも分かってはいます。
しかし、悩みは続くのです。

何がベストセレクションか?  ・・・当然、正解はありません。

しかし、いろんな方へ「ワインへの情熱」を伝えるだけのセレクション
はしたい!とは考えています。

抽象的すぎて何の事やら分かりにくくてすみません。
でも時にはこんな事を言いたくて・・・、
こうして・・・普段は悩んでいたりするわけです。




コメント (5)
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