魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

商売には不向きな?穴ブル

2007年09月23日 | ワイン ~2019年
「ポール・ジャクソン」
マニアだけが知ってるけど、一般的には極めてマイナーな造り手!
だって、造っているのがせいぜい「リュリー」(コートシャロネーズ地区)ですから。

しかし、この造り手はブルゴーニュ生産者トップ10に選ばれているほどなのです。

ひと昔前は横浜の某有名酒店も押していました。(今はどうでしょう?)

この写真のワインは
2004 リュリー 1er レ・クルー(ポール・ジャクソン)
   ブルゴーニュ、赤、3千円台

動物系、肉系の香りときれいな果実味、深みもあってさらにスムースな飲み口。
リュリーのようなマイナーな地区でもこれだけ出来るんですよ。
04年みたいなハズレ年でもこれだけ出来るんですよ。
こんな年でさえ旨味タップリで美味しく仕上がっていて驚きました。

DRCのヴィレーヌさんが造るリュリーよりも行けてると思います。
2004年ものは私の主義で入れませんが(だって04年は好みのタイプでもないし、
将来性を感じないので)2005年が出たら真剣に購入を検討するのが良いでしょう。

実は当店のセラーには2002年(大当たり年)が眠ってはいるのですが、今まで
誰ひとりこのワインを見て、反応した方がいらっしゃいませんでした。

多分これからも・・・・・・

これって売る方のエゴなのでしょうか?
どうも商売には不向きなブルゴーニュのようです。しかし、いつの日が注目
される日が来るかもね。

でも今日はヴィッセル神戸の大久保選手(好きなんですよー)が2得点もしたし、
ひっそりと影のマニアックワインでお祝いするのも良いんじゃないでしょうか。

明日は休みだ!
何の探検をしようかな?


コメント (2)
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