魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

コミック「神の雫」読んでみました

2009年04月02日 | ワイン ~2019年
どうでもいいことでしょうが、のっぴきならない事情により、更新が
滞りました。すまんです。

まだちょっとドタバタがあってお休みする日があるかもしれませんが、
その時はご容赦ください。

人生いろいろとあるとです。



さて、このブログでも何度も話題にしましたが、TVドラマで放送さ
れた、コミック本「神の雫」を実際に読んでみることにしました。


やはり異常な世界でした。
突っ込みどころ満載でした。

このコミックでのワインのイメージは何かというと
「美しい描写」であり「女」です。

人、ひとりひとりが感じる心の自由、表現自由を、いかにも
伸び伸びと表していそうで、実はちょっと心配。
作者の示したイメージが固定化や色メガネで一般の飲み手に
浸透してしまわないかが不安です。

いくら親子でも、兄弟でも、同じ情景は見えません。
見える方がおかしいです。(これは前にも書きました)

「汚い描写」でも「男」でもいいのです。
(もちろんそうなると、このコミックは支持が少ないかもしれま
せんが本来はそれでもいいはずです)

ワインからのイメージは常に何の制約も受けず、各人の
好きなイメージでいいのです。


あと、開栓もせずブショネを当てるだとか、セパージュを完全に
当てるだとか・・・もう訳わかりませんでした。(無理!)
このあたりは完全にギャグマンガ状態です。

「補糖」についての記述にもおかしな点がありました。
(分かる人には分かっていると思います)


しかし、超高級、希少、垂涎のワインばかりでなく、普通に入手
出来るお手軽なワインを取り上げている姿勢は良いですね。
(私がこういった本を書くとしたら、高級ワインは取り上げず、
入手しやすいお手頃のワインばかりで書くでしょう)


さらにワインをとても好きな作者の気持ちはひしひしと分かる
ので、これを読んでワインへの興味が増え、ワインを愛する人が
増えてくれればとても良いと思いましたよ。

何よりワインを好きな心、これはなにものにも代えがたい感性
だと思います。



そういえばお知らせするのを忘れていました。

TVドラマで六つの使徒を従える「神の雫たるワイン」、として
登場した「シャトー・ル・ピュイ」(Ch.ル・ピュイ)が入荷し、
わずかに残っております。(2、3本程度ですけど)


・2005 Ch.ル・ピュイ トラディション

・2003 Ch.ル・ピュイ バルテルミー
(年産500ケースの上級アイテム、本来ならこれこそ神の雫!)

の2アイテムです。


もしも飲んでみたい方はお問い合わせください。
ドラマで登場したのは2003年トラディションですが、70メートルも
根を下ろし・・・と表現されているので、古樹つまりヴィエイユ
・ヴィーニュであるべきです。このあたりは曖昧でしたね。

2003年のバルテルミーこそ神の雫だと確信します。(もちろんTV
ドラマの設定上ということですが)


画面右側の「当店への入り口です」のところから当店のHPへ
入っていただき、メールでアクセスできますので、ご連絡下さい。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。

コメント
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