魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

春はピノ

2009年04月10日 | ワイン ~2019年
やっと春らしい日になってきました。


毎年のことですが、私が「春」を実感するのは「将棋名人戦」と
「マスターズゴルフ」です。

どちらもほぼ同時に始まります。


そしてそんな日には大好きなピノを飲みたい!じゃありませんか。


そこで今夜の試飲は

2008 ミシェル・トリノ ピノ
  (アルゼンチン、赤、千円未満、多分800円台)


若いので濃いめの色合いです。

プラム、チェリー、紫の花びら、ミント、ちょっと焼き菓子、
湿った石、そんなイメージの香り。

味わいは、酸味はありますが、舌を刺すようなものでなく柔らかで、
ある程度厚みがあります。ふんわり、しなやかに広がっていきます。
ミディアムボディで、逆にピノらしくないかも?です。
しかし美味しいですよ。

ブラインドだとピノって答えるだろうか?という懸念はありますが、
この価格帯はピノであるかどうかよりも、お手軽価格で
美味しく飲めるかが問われますので、それなら十分だと言える
でしょう。


飲みたいピノとはちょっと違いますが、悪くはないと思います。
というか、アルゼンチンのピノって経験がほとんどありません。


でもせっかくの春ですから、次はもうちょっとらしいピノを
飲むことにしましょうか。


名人戦の素晴らしい戦いとはにかみ王子(石川遼選手)の活躍を
期待しています。

コメント
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