魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

あなたは酸に強いですか?

2009年12月14日 | ワイン ~2019年
ブルゴーニュファンたるもの、多少の酸味に驚いたり、苦手意識を
持ったり、顔をしかめたり・・・・・

それじゃ~いけません。


乗り越えてこそのブルゴーニュファンでしょう。


「多少の酸味をものともしない!」シャキーン!


という強い決意と耐性が求められます。


しかし、その暁には素晴らしい美学の世界がきっとあなたを
迎えてくれることでしょう。



なになに、人生の辛酸には強いって?

それはとても良いことです。私は逆にダメですよー。orz




さて本日の試飲はブルゴーニュです。


2006 ブルゴーニュ パストゥグラン “リベルタン”(モンジャール・ミュヌレ)
   (仏、ブルゴーニュ、ピノ&ガメ種、赤、千円台後半)


もしかしたらボジョレーを除く、屈指の安旨ブルゴーニュかもしれ
ません。

色は薄め。香りは明るいチェリー、イチゴ、ロウ、軽い肉香。


味わいはピチピチして張りのある酸に乗っかったきれいな
果実味。梅酢みたいで、はしゃいでいるような、弾けるような
生き生きとした酸、それと明るい旨味の乗った果実味です。


単純かもしれませんが、クリアで好感が持てます。
ブルゴーニュとしてはコスパは悪くなく、美味しくいただけ
ます。イチゴやチェリーの好きな女性軍にも相性がいいかも。


実はピノとガメ種が半々くらいらしいのですが、あまりガメ
っぽさ、といいますかガメの嫌みさは出ていません。

ピチピチとはしていますが、落ち着きを感じるパストゥグラン
でしょう。


まずまずいけているので、さわやかに楽しく飲めます。
ブルゴーニュの酸味の美学が広がっていきます。



ただし、酸味に耐性のある人のみです。
すぐに「酸っぱいヒィ~!」というヘナチョコ似非ブルゴーニュ
ファンにはその真価は発見できないかもしれませんよ。

って念のため書いておきましたが、そこまで「酸が強烈」って
ほどまではいきません。安心してお楽しみください。

コメント
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