魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

今年はお世話になりました。

2009年12月31日 | ワイン ~2019年
皆様、今年もお世話になりました。


本日、31日までしっかり営業いたしますが、1月は1~4日まで
休業いたします。(怒られそうですが、ごめんなさい)
5日より営業いたします。


ブログも毎日更新してまいりましたが、年の始めは休むかも
しれません。ご容赦ください。



さて、今年最後の試飲いきましょうか。

大好きなUSA、クラインで〆ましょう。


2008 クライン マルサンヌ・ルーサンヌ
   (USA、マルサンヌ種、ルーサンヌ種、白、2千年台)


マルサンヌ&ルーサンヌ種といえば、フランスなら
コート・デュ・ローヌ地区の代表的品種でしょう。

それをUSAで造ってみるとこんな感じです。


香りはミネラルさ、石灰や花崗岩などの石や鉱物(ミネラリー)の
ような要素とユリなどの白い花のニュアンスが支配しています。


味わいはやはりミネラリーで、ちょっとしたぬめり、内に秘めた
ポテンシャルと張りを感じることが出来ます。

きびきびした酸、硬めの果実味、ドライで透明感がありながら
かすかにニューワールドの甘さ、それがほんのささやかではある
けれど現れています。


フランス、ローヌ地区のものでもストイックで甘さがつつましく、
ドライで内向的です。

それよりはやや正面切って堂々と主張できるのもカリフォルニア
産だからでしょうか・・・?


にしても、やはり地味なワインで華やかさは感じません。
ちょっとずんぐりとした田舎っぽいイメージもあります。


悪くはありませんが、あかぬけない印象。でもやっぱり美味し
いです。地味だけど飽きが来ない味わいです。


来年も派手でなくてもいい、ささやかでも味わい深い年になると
良いなあ・・・。

でも、W杯と冬季五輪は派手にやってもらいたいです。

コメント (2)
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