魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ごめんね・・・反省会

2009年12月18日 | ワイン ~2020年
今日は反省会です。


このワインをお買い上げいただいたお客様に
お詫びと補足を申し上げなければなりません。



まずは・・・ごめんなさい!


硬いです。


大丈夫だと思って販売はしたものの、新ヴィンテージに変更して
いて、やはり早すぎのようです。



問題のワインは、


2009 ミシェル・トリノ ピノ・ノワール
   (アルゼンチン、ピノ種、赤、千円未満)


うわっ、ときます。若いプラム、カシスっぽい香りです。
酸味がさわやかに香ってきます。色の濃い目ですし。


味わいは、ピノらしくないです。
ここはかなりしっかりとした造りですから、逆にピノをピノと
して造っていない感じがします。

しっかり濃い目のストラクチャー。酸味はありますが、果実味は
重ため、トースティーで、黒重系のニュアンス。
ブラインドだとピノとは答えないでしょう。


これは正直、「ピノ」として飲むのなら、待ってやった方が
良いと思います。単純に800円程度の赤ワインとしてなら、あまり
頭でっかちにならずに楽しめるでしょう。(それでも開栓後
1時間くらいは待つかデカンタがいいでしょう)


実際、2日目になってようやくピノらしいニュアンスと美味しさが
出てまいりました。美味しくなってきました。


補足としまして・・・、
いきなり2日目くらいの味わいだとお奨めするにも大丈夫ですが、
1日目はやはり硬いので、飲む前日に開栓していただくのがベター
かと。開けて1日放置が良いようです。


なにとぞご了解ください。


お詫びにワンフレーズ歌います。エーコホン!


かつて

「ごめんね・・・二郎~♪」

なーんて歌がありましたが、


「ごめんね・・・ピノ~♪」


かっ、固まりましたか! す、すみません。


こんな私でございます。

コメント (4)
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