魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ワインはやってくる

2009年12月10日 | ワイン ~2019年
こんな仕事をしていますと、ワインは予期せぬところから
いろいろとやってきます。


輸入元から案内、別名「悪魔のささやき」がこの季節には
たくさんきます。


しかし、その現実と言えば・・・

インデント輸入の膨大な約1万アイテムくらいのリスト。
それを空いた時間につぶさに見ていたら、具合が悪くなりました。

神経が疲れるんです。

ずーっと1日中、どれをどれだけ発注すべきか?悩んでいます。


そして新入荷の案内、特売の案内、営業での来店・・・・・。


輸入元も必死です。この不況、デフレの中でも頑張らなきゃ
いけませんよね。

それはもちろん私とて同じです。


グルグルと頭を巡り、考えながらですら、時間が過ぎます。

しかし、夜になると毎日くつろげる時間に、贅沢でなくてもいい
から、ワインくらい飲んで心癒されたいですよねー。





さてと、今宵の試飲です。


ちょっと前に当店に同じメーカーの下のクラス、1997年ものが
ラインナップしておりました。千円台で熟成しても元気!的ワイン
で販売しておりました。とても良いワインでした。


その上のクラスのものを飲んでみましたよ。


1998 セニュール・ド・ファバス
  (仏、ラングドック地区、シラー種、グルナッシュ種、赤、2千円台)

黒目の濃い色。
キノコ、黒土、トリュフ、ヨード、煮込んだジンジャー、醤油、
オリエンタルスパイスなど香ってきます。


味わいはやはり黒系。熟して、落ち着き果実味は黒々となって
いますが、酸やタンニンはかなり健在で、主張しています。

重さと暗さがあって、全体的は地味ですが、旨味を見せながら
媚びないトーンで迫ってきます。


結構良いと思います・・・が、やはり地味め、暗めかな~。

確かに悪くはありませんが、下のクラスの方がコスパに優れて
いそうです。下のクラスをそのうちまた入れてもいいかな~
なんて思いました。



お金がやってくればいいのですが、くるのはワインばかり。

でも、まっ、いいか~~

コメント
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