魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

いつの日か・・・心の準備はまだまだね

2009年12月16日 | ワイン ~2019年
ある親友の家に行った。


「孫をめぐるおとなの作法」という本が置いてあって読んでいるようだ。


さすがに驚いた。


おいおい・・・!? と聞いてみると、つい最近孫が産まれたの
だという。


まっ、まさか、あんたらが・・・・・おじいちゃん、おばあちゃんかよ!!!


この夫婦は結婚が特に早くて、出来ちゃった結婚だったし、
その息子も幼い時から知ってるし、今では立派なお医者さんに
なって・・・・・、思えばなんか微笑ましい。



しきゃーーーし、ちょっと待て!



いつかは人ごとでなくなるかもしれない。


こんな私はまだまだ到底、心の準備なんてできていないぞ!っと。


できているのは美味しいワインを飲むことだけ。


さて、そんな夜も美味しいピノを求めて試飲です。



2006 ペタヴェル プラチナ ピノ
   (豪、ピノ種、赤、2千円前後)


本当はきっとプラティナなんだろうけど、プラチナと書いてみる。
一般的にはそうでしょうね。


2002 or 2003年ものは名作だった。2004年はブドウが過熟で煮詰
まったような味わいになりすぎていた。
さて、新ヴィンテージの2006年です。


色も濃い目。香りは重たくプラム、ブラックチェリー、獣臭、
ジンジャー、キノコなどあまりピノっぽくもない。


味わいはやはり、しっかりと充実、濃いめのピノです。
ブラインドだとピノと言うかな?くらいまでありますね。


酸は普通。タンニンはしっかりと乗り、濃い果実味をさらに
ギュッとタイトにさせます。充実して酸も感じるので、ブル
ゴーニュならジュヴレ・シャンベルタンっぽいのかも。
あまりニューワールドっぽくもないです。

コスパは良いのかもしれませんが、私の好みのスタイルでは
ありませんので、当店で採用するかどうかは、ちょっと考え
てみます。


この成功年だったら下のクラスの方が良いかもしれませんね。
力まなくてもいいんです。


次回はそちらを試飲してみましょう。


理想のピノを見つけるまでに、私がおじいちゃんになっていない
ことを願うのであった。

コメント (6)
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