魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

気になったワインは「神の雫」

2010年09月17日 | ワイン ~2020年
試飲会で気になったワインたちを少し書いておきます。
自分自身の記録のためでもありますしね。

ここまで褒めちぎることってあるのでしょうか!


まずこれ。





2007 ポヴェリアーノ(伊)

濃い、美味い! 美味しいカベルネフランの世界です。
赤系フルーツの密林に迷い込んだかのようです。

ラベルも愛らしいですね。これは販売いたします。




そして私のようなピノ族としてはこれら。






ダニエル・リオンは右側のお安い方(村名クラス)が、なぜか気に
入りました。ポマール(パラン)は実は悪魔のヴィンテージ2004年。
私が避けて通るヴィンテージです。しかし、さすがにパランは良い
仕事をしています。実は前にも書いたことがあるのですが、パラン
の素晴らしさを再確認しました。






そしてハイライト。





マニアが見たら「お~!!!」と叫んでしまうワインたち。


有料試飲でした。


いくつか飲んでみましたが、「レディガフィ」の素晴らしさたるや!

そして圧巻は写真の一番左。
「ダル・フォルノ・ロマーノ」さんの造る「アマローネ」。



これぞ本物の味ですね!



圧倒されました。

時間が止まりました。

圧巻の深さ! この中で溺れてみたくもなります。

ボルドーの5大シャトーは皆さまも多く飲まれて、その美学や
パターンはご存知かもしれません。だからこそ、この感動は
新ためて新鮮で素晴らしい。


しかもこのワインは2002年という近年イタリアでの最悪の年。
その年にこれだけの作品を仕上げたダル・フォルノ・ロマーノさん
は偉大だと思います。

ブドウの持つパワーを余すことなく伝え、テロワールを存分に
表現し、飲む方の精神を高揚させ、感動を与えてくれます。
ブドウの声が聞こえてきそうな・・・誕生秘話や苦労話を聞けば
涙するかもしれません。

もしかして私にとっての「神の雫」かもしれません。

久しぶりにこんなスーパーワインに出会いました。


ただし価格は・・・・・4万円以上します。


でも味わうことが出来ただけでも良い経験です。


販売できることもないでしょうが、万が一ご興味がある方がいらっ
しゃいましたらご連絡ください。

別に私が販売しなくても、いつか偶然でも、ワインが大好きで、
たまたまこのブログをお読みの方が、こんな本物のワインに出会
える幸運をお祈りいたします。


コメント
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