魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

やれば出来る子

2011年02月19日 | ワイン ~2019年
新しいリストの作成に励んでいます。

もう間もなく出来ますので、1両日中にでも配信いたします。

テキスト形式での配信となります。いつも届いている方以外に
御希望のお方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
Faxにても対応いたします。





さてと、今夜も試飲のこのワイン。(写真)


2009 プレノ テンプラニーリョ
   (スペイン、赤、700円台)


数年前には使っておりました。
久しぶりに新ヴィンテージを試してみることに。


うーーーん、まずいなあ。
やたらと薬品っぽさが出ている。



香りも旨味が弱いかなあ。


時間が経っても多少穏やかで飲みやすくはなるのですが、旨味が
あまり出てきません。やはり弱いです。


2004、2005年は良かったのですが、2009年はどうしたんだろ?

あと半年くらい置いてやると美味しくなるのだろうか。

そこまで待ってやるほどの価格でもないし、そうなるとまた次の
ヴィンテージということになりそうですねえ。



過去あれだけ美味しかったのは奇跡だったのだろうか?





こんな夜は心の中で語りかけます。


「おい、おまえはあの頃は良かったじゃないか、本当の自分を
忘れたのか? お前を待っている人達は大勢いるんだ。お前は
やれば出来る子なんだから、美味く出来たら帰ってくるんだぞ~」

・・・・・ってさ。


やれば出来る子は、いつも出来ているわけじゃなくて、たまに
良い出来だったりするわけで・・・・・可愛いじゃないですかぁ。

みなさんも美味しくないワインに出会っても寛大な心で、
次のヴィンテージを期待してやってください。
それこそワイン愛好家たる大らかな姿でしょう。

コメント
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