魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

とあるワイン福袋攻略法

2012年01月03日 | ワイン ~2019年
今日浜の町に出たのですが、とある地下にあるワイン売り場にて?

ワインの福袋がありました。

1本入りの中が見えないような手提げ付き紙袋に入っています。
どれに何が入っているかは分かりません。


一応説明書きがあって、1等(1番高いの)に当たると、ボルドー2級格付けの
「Ch.レオヴィル・バルトン」だったかなあ。2等がシャルム・シャンベルタン
(ドメーヌが書いていなくてよくわからない)でした。
その他イタリアものだとかいくつかあって、写真も載っておりました。


・・・・・!!!


ほいほい、すぐに攻略法が浮かびました。


紙袋の上から触ってみてね・・・・


なで肩ボトル(ブルゴーニュ型、つまりシャルム・シャンベルタン)はひとつ
しかないので、触ると分かると思うんですよ。


さすがに私のようなワイン関係者がそんな大人げないことをやってしまうと
心が痛むのでやりませんでしたが、これをお読みの方で地下の
ワイン売り場へ行ける方なら、明日も営業しているでしょうから、お高い
ワインを2100円にてゲットできます。


ゲットされた方はぜひお知らせください。そして開けるときは私も呼んでく
ださいね。




さてと、新年も試飲です。これ。





2007 ジンブロ
  (ポルトガル、赤、千円台)


セパージュはトゥーリガ・フランセーザ30%、ティンタ・ロリス(テンプラ
ニーリョ)30%、ティンタ・バロッカ30%、トゥーリガ・ナシオナル10%。
となっています。難しいですね。
まあ、そんなことはどうでも良いです。

香りは暗めでプラムや煮込んだジャム、黒糖、シナモン、ハッカ、クローブ、
古木、黒土に埋もれた朽ちた木を思わせます。


味わいは濃厚で黒系果実味。タンニンもやや多めで、酸もしっかり。
この寒い冬では本領発揮が出来ないです。少し手で温めてあげると、地を這う
ようなアーシーさが、キノコや土っぽさの味わいが出てきます。
美味しいと思いますが、春以降にちょっと暖かくなってからお奨めしたいと
感じました。


コメント (4)
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