魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

歳にも負けず、励ましのピノ

2012年01月25日 | ワイン ~2019年
決意しました。


いや~な決意。


実は歯医者さんの予約を取ったのです。

かぶせたところがはずれそうなんです。食べ物が詰まってしょうがないんです。


憂鬱だし、恐いよ~。これが~。

「鉄人なおなおさん」みたいな方だったら診察も少しは楽しいかも。


美味しく料理とワインを楽しむためにも我慢ですね。

裏山歯科~って人のワインブログにはよく書くのですが・・・、私自身はどこ~も
羨ましい部分なんてありません。オーマイガー!





さて本日はそんな訳があって、そんなおじさんを自ら励ますためにも美味しい
ブルピノを選んでみました。






2009 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・ヴィニョット(J・J・コンフュロン)
  (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、4千円程度)

J・J・コンフュロンは正式にはジャン・ジャック・コンフュロンです。
私の大好きな素晴らしい造り手です。パーカー氏が5星を付けてしまったの
はやめて欲しかったです。値上がり要因ですからねえ。



香りは赤く甘い花、お花畑のように蜜やら花やらピチピチしたフローラル
な赤が溢れてきます。チェリー、イチゴがメインです。肉臭や革臭はフル
ーツの奥に埋もれています。焼き菓子、青草、ワックス、コショウなども。

味わいはメチャウマです!
美しい果実味に美しい酸。チャーミングな果実味はウィンクした若い女子を
思わせるほど煌めいて、酸はきゅっと引き締めるキッスのようでとても若々
しく瑞々しくキュートです。

そして単にチャーミングなだけでなく、奥の方に旨味がドバッとあります。
単調になるのを旨味の層が補って、ブルゴーニュの09年の美味しさ満開状
態を表しています。誰が飲んでも美味しいと言うでしょう。


年取ったこんな自分でも、年齢に負けずがんばっていこうという初々しさを
あらためて感じました。

若さっていいよな~。


コメント
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