魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

別れのあいさつ

2012年01月09日 | ワイン ~2019年
長崎スポーツセンターの最後ですので、お別れのあいさつに。






繁華街に近いこの場所がなくなって、深堀町のある「マリンスポーツセンター」
が残るというのもちょっと妙な感じはします。




さて中がどうなっているかといいますと、





こーんな感じ。


懐かしい方もいらっしゃるでしょうか。


私はこのボウリング場で結構鍛えられました。
あとは「エースレーン」(市民病院となりや五島町)が多かったかなあ。
長崎市民の方、懐かしいでしょ。


全盛期の頃(高校生?)はアベレージ170~180はあったと思います。
スプリット(ピンが離れて残る状態)が出ると、逆に喜んで、倒してやろうと
燃えていました。5-7、5-10は得意技でした。(って今、若いころの自慢し
てもばっかみたいですね。ごめんなさい

でもこの先、ボウリングすることってあるのでしょうか???
ボウリングへのさよならなのかもしれません。
この地にあったアイススケートももうしないんじゃないかなあ。

はかない気がしてきました。





さて、そんな若くてエネルギッシュな頃を思い出すにはこれ。
このワインは素晴らしい!





2008 コノスル シラー 20バレル
  (チリ、シラー種、赤、2千円台前半)


ひと嗅ぎして、かつてのクリスマスのバターケーキ(チョコがコーティングして
あってうす緑色のクリームがホイップしてあるような)を思い浮かべました。

化粧品や焼き菓子やエステルなど案外人工的甘味料の香りがします。

もちろんチェリーやプラム、肉系旨味臭やコショウなどのスパイスも鮮烈な果実味
の奥でむんむんと漂っています。


香りを嗅いだ時点で、すでにかなりすごいワインであることが分かります。


味わいは濃厚でスパイシーな甘い果実味に覆われています。
価格からするとそのとんでもないパワーは鼻から脳天へと突き抜けそうです。


はっきり言いますと、これ飲んで濃くて重い~!というのなら分かりますが、
不味い~と言う方いらっしゃるのかな?
確かにちょっとケバイ風味と感じる方もいらっしゃるでしょうが、まあ普通に
赤ワインをお好きな方なら拍手や笑顔のひとつは確実にこぼれるであろうかと
思います。

とんでもないワインです。


このコノスルの“20バレルシリーズ”はやはりすごいと思います。
自分自身がワインを造るとして、これより安くて濃くて、旨味たっぷりのワイ
ンを造れる自信はまったくありません。脱帽級のすごさだと感じます。

次の仕入れで仕込んでおきます。お楽しみに。

コメント
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