魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

チェーン店の来襲

2013年04月05日 | ワイン ~2020年
何でも「餃子の王将 浜の町店」がオープンしたとかでニュースにまで登場。

数十人並んだ画像が。


夜の7時半頃、前を通ったのですが、それでも20人程度の行列が。


まあ、いいでしょう。長崎では初ものでもありますし。
(私自身は行ったことありません)


他にも「くら寿司」だとか「はま寿司」だとか、いくつも全国規模の大型
チェーン店が襲来しています。「ドンキホーテ」も最近出来て賑わっている
ようです。


でもさ、「ホントにそんげんとばかりでよかと???」

と一抹の不安がよぎります。



来襲した他県や全国規模の資本に飲み込まれてばっかりで、長崎の、地元の
お店ば応援せんでよかと?

もちろん「一度も行くな!」とか野暮なことは言いません。私も一度は体験
してみたいと思います。でも基本としてもっと地元に根差したお店を支持
すべきではないでしょうか。


何かそんな全国規模のチェーン店に飲み込まれていく長崎が(もちろん長崎
でなくて他県、他都市でも)、どことなく悲しいな。


長崎の「雲龍亭」や「宝雲亭」もここはタッグを組んで、ランチが食べられ
るお店をオープンさせて欲しい。「リンガーハット」と組んででもいい。
「老李」だって負けずに奮起して欲しい。


味では餃子の王将なんて敵ではないはずだ。もしかしてリンガーハットの餃子
の方が美味しいかもしれん。とにかく全国規模のネームヴァリューに負けず
に頑張って欲しい。

もちろん心底「餃子の王将ファン」の方もいらっしゃるでしょうが、長崎人
なら、ちょっとだけ考えて欲しいと思うとです。


とにかく私は日本中の街々が同じようなチェーン店ばかりになって、元々の
街の個性を失っていくことに戦慄と悲しみを覚えてしまいます。





さて、そんな今夜はこれ。





2008 マノ・ア・マノ
   (スペイン、テンプラニーリョ種、赤、千円台)


香りはブラックベリー、熟したベリー、干しブドウ、ジャム、メントール、
ジンジャー、黒土、クレヨンなど。


味わいはやはり黒系果実味主体で、地味かな。でもスケールや深みは結構
あって、もわもわとしてたっぷりの黒土系フルーツに豊富なタンニン、食事を
よく引き立てるような味わいでしょう。濃いドミグラスやビーフシチュー系に
ピッタリの味わいです。

輸入元のセールだったので割安で入って来ましたので、その分還元いたします。
お手軽でしっかりと深くて渋みのある赤ワインをお求めならこれは良いと思い
ます。

お奨めの飲み方としては、グラスをふたつ用意して、グラスを移し替えながら
(デキャンタ効果)空気に触れさせて飲むと、より広がりや深みが増すでしょう。


最初は地味だったけど、最後には意外と美味しかったなあ、とすがるように
飲むタイプかもしれません。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする