魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ブルゴーニュ離れ

2014年11月13日 | ワイン ~2020年
昨日とある輸入元さんが来店されました。

ブルゴーニュメインの輸入元さんで、結構大変らしい。

何といってもブルゴーニュワインは超高騰状態で、さらに生産量減による品薄。
売れに売れて品薄ならいいのですが、さにあらず。


基本の「ACブルゴーニュ」表示のもの。かつてなら2000円程度でしたが、
今や3000円。

村名で4000~6000円程度のものが6000~9000円とかだいたいそんな感じ。


ブルゴーニュに関してはコストパフォーマンスを求める素材ではなくなって
きました。

特級、グランヴァンに関してはもはや・・・。


こうなると世は「ブルゴーニュ離れ」の流れとなります。



私としても、当店としても、白ワインのシャルドネに関してはUSA他ニューワールド
でも十分いけると思いますが(極一部のプレミアム銘柄を除いて)、赤のピノ・ノワール
に関しては、味的に代用が効かないところが多いので困っています。




写真は私の好きなドメーヌ・トロ・ボーの2012 ブルゴーニュルージュです。(3450円)
2012年は生産量激減、とても高いですが超高品質。

こんな繊細で見えない力を秘めながら持つ、という魔性の魅力はなかなか他の国や地区
では見られません。ブルゴーニュの沼にずぶずぶにはまっている愛好家にとっては
とても厳しい現実です。


さて、そんな訳でブルゴーニュ離れが進んでいくのかどうか?注目しています。

ブルゴーニュのないワインライフなんて・・・・・と誰か言い出すのかな。



さて、個人的には2012年を買い込んでおきたいと思います。
さらに超高騰して買えなくなるかもしれません。特に村名クラスをたくさん持って
おくことをお奨めしたいです。

コメント
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