魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

悩ましげなクリスマスのワイン

2014年12月24日 | ワイン ~2019年
本日はクリスマスイブです。


このブログはとても長くて、実は2006年にこんなお話を書きました。
楽しいので、ぜひお読みください。

「クリスマスとボジョレー・ヌーヴォー」(クリック)


サンタさんもお疲れ様です。なぜボジョレーヌーヴォーは赤で、白がないのかが
わかります。



当店も年末まではお休みなしで営業しておりますので、クリスマス用やお正月用、
年末年始の休暇用に、美味しいワインをお求めください。


昨日はワインをほとんど飲まれないお若い方が、プレゼント用に古酒(多分生まれ年)
をお求めになられました。

味の説明もしたのですが、ブルゴーニュワインなのですごく心配です。
販売した後もずっと心配してしまって・・・。売らなければよかったかも???とか
つい思ってしまうんです。

ワインってホント悩ましいですねえ。




さて今夜はこれ。試飲です。




2008 Ch.ロック・モーリアック
  (仏、ボルドー、CF50、Me40、CS10、赤、千円台)


今まで2006年ものでしたが、2008年ものへとチェンジしたので試飲。

香りはボルドーらしいプラムやカシス、井戸の苔や鉛筆の芯、シガーボックスや
菩提樹、麝香、ジビエ、どこかにマシュマロなど。ボルドーらしい香りです。


味わいは熟成感のあるフルーツは最初優しそうですが、しっかりとウェイトがあり、
沈んだちょっと地味な味わいと、こなれてはいるもののやや気持ち荒目のタンニンが
同居しています。

少し暗めで、落ち着きがあるといえばそうですが、華やぎは弱いです。
でもじわり、じわりと旨味が湧いてくるので美味しく飲めます。
ちょっとストイックで無骨な感じもありますが、この価格でボルドーのちゃんと熟成
したそれなりの風味は出ています。

5~7年寝かせろ、と裏ラベルに書いてありますが、その通り状態でしょう。

2006年ものの方がより分かりやすかったとは思います。
ちょっとだけストイックな2008年もの、どーすーかなー???

こちらの採用も悩ましげなのです。


コメント
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