魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

超変化球土着品種-梅雨明けの頃

2015年07月29日 | ワイン ~2019年
変わったのいきます。今夜(もう昨夜)はこれ。




2013 カタルジーナエステート メゼック マヴルッド
  (ブルガリア、マヴルッド種、赤、2千円台)

本日は超変化球。「マヴルッド」はブルガリアの土着品種です。
カタルジーナエステートが造るメゼックというブランド名(シリーズ名)の
マヴルッド種のワインということです。ハアハア、ゼイゼイ・・・。


香りは赤系ベリーイチゴやチェリー、ラズベリーなど、その奥にジェリービーンズや
グミキャンディーみたいな甘いお菓子が香ります。開けたては暗くて土っぽかった
のですが、開いてきますね。


味わいも同様で、最初は暗くて土っぽさ、朴訥さ、黒い粘土みたい、と思ったのですが、
時間が経つと少し明るくなって、チャーミングとまではいきませんが、明快さが出てきます。

余所にはない土着品種マヴルッドの個性のなせる技なのでしょうか。
格調の高さ(これは長年の経験や思い込みで勝手に考えるところの)は弱いですが、
こういう人がいるんだ、こんな子がいるんだと思えば、それはそれで成り立ってしまいます。

フランスワインから入ってニューワールドもとりあえず飲んでみたものの、本当は
まだまだ知らないヨーロッパの未知の世界。垣間見えて、ますます多様性や複雑さを
思い知らされます。


正直、感動はしませんし、すごく偉大とも言えません。でもちゃんと美味しくは
いただけますし、料理があったらもっと良いでしょう。
でも、ここに知らなかった品種があり、そのキャラがあり、無知な自分もいます。
「やっぱりワインのことは何にも分かってなかった」と痛感します。
たくさん経験を積めば積むほど、その広さと深さと、自分の情けなさがあります。

もしもブルガリアの土着品種、飲んでみたい方がいらっしゃいましたらお知らせください。
予約があった分だけ入れることは出来ます。



さて、九州北部だけが取り残されたように梅雨状態でしたが、本日やっと
梅雨明けのようです。(まだ曇っていますけど)
若かりし日の書いたラリラリピノさんの「梅雨明けの頃」をお送りしましょう。
長崎の美味しいものがたくさん出てきます。(このブログの写真がほとんどです)
でももうなくなってしまったお店もあるので、懐かしくさえ思います。

では、Let's go~♪

梅雨明けの頃(オリジナル曲、ラリラリピノ、長崎の美味しいものにのせて)

コメント
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