宝町にある「なんば」。
何でも新メニューが出たようだ。
なになに、これかあ。
「ハッシュドビーフオムカレー」
店主は「うちのメニューの赤で一番普通ですよ」と言われたが、食べてみんとわからん
ですよね。
さあ、きました。
味は悪くないです。個人的には肉からの油が多く感じます。
少し重たいけど美味しいです。でも確かになんばの味からするとマッサマンやチキンカレー系の方が
このお店らしいとは言えるでしょう。
さて夜はこれ。
2015 マランジュ 1er フュシエール(フィリップ・コラン)
(仏、ブルゴーニュ、ピノ・ノワール種、赤、4千円程度)
市場に残っている2015年を探すのです。
香りはイチゴ、フランボワーズ、カシスなどのフルーツに肉系の旨味、セルロイド、
ハーブ、コショウなどスパイス他。
味わいは明るくチャーミング。きれいな酸と穏やかだが意外とあるタンニン。
1er(プルミエクリュ)だけに言葉では表しにくいけれど複雑味、コンプレキシティを感じます。
グランクリュほどではありませんが、旨味に層があって、単純ではないということです。
見えない厚み、重なりがあります。これは重要で熟成していく過程の中でいろんな要素を
与えていくことでしょう。
ただし、やや軽め。同じ造り手の2015年のサントネイ1erが絶品だけに、ほんのちょっとのところで
線の細さはあります。でもそれはきっと女性的なのだと思います。この辺りは村の特徴、
テロワールなのでしょう。悩ましいなあ。
同じ畑、親戚のドメーヌ・ブリュノ・コランだったらどうだろう・・・?とか思い悩みます。
それはまた仕入れをせんばです。はぁ大変ー。
でもどげんしたってブルゴーニュがうまかもんねー。