魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

なんば新メニュー-マランジュ 1er

2019年02月14日 | ワイン ~2019年



宝町にある「なんば」。


何でも新メニューが出たようだ。

なになに、これかあ。



「ハッシュドビーフオムカレー」


店主は「うちのメニューの赤で一番普通ですよ」と言われたが、食べてみんとわからん
ですよね。



さあ、きました。



味は悪くないです。個人的には肉からの油が多く感じます。
少し重たいけど美味しいです。でも確かになんばの味からするとマッサマンやチキンカレー系の方が
このお店らしいとは言えるでしょう。





さて夜はこれ。




2015 マランジュ 1er フュシエール(フィリップ・コラン)
   (仏、ブルゴーニュ、ピノ・ノワール種、赤、4千円程度)

市場に残っている2015年を探すのです。


香りはイチゴ、フランボワーズ、カシスなどのフルーツに肉系の旨味、セルロイド、
ハーブ、コショウなどスパイス他。


味わいは明るくチャーミング。きれいな酸と穏やかだが意外とあるタンニン。
1er(プルミエクリュ)だけに言葉では表しにくいけれど複雑味、コンプレキシティを感じます。
グランクリュほどではありませんが、旨味に層があって、単純ではないということです。
見えない厚み、重なりがあります。これは重要で熟成していく過程の中でいろんな要素を
与えていくことでしょう。

ただし、やや軽め。同じ造り手の2015年のサントネイ1erが絶品だけに、ほんのちょっとのところで
線の細さはあります。でもそれはきっと女性的なのだと思います。この辺りは村の特徴、
テロワールなのでしょう。悩ましいなあ。

同じ畑、親戚のドメーヌ・ブリュノ・コランだったらどうだろう・・・?とか思い悩みます。
それはまた仕入れをせんばです。はぁ大変ー。
でもどげんしたってブルゴーニュがうまかもんねー。

コメント
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