魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

M社野心的試飲会

2019年09月13日 | ワイン ~2019年

国内でも屈指の優良輸入元M社。

その試飲会に行ってきました。(会場のホテル間違えて慌てたけど

 

今回は実に野心的、冒険的、スリリングな内容でした。

 

まず出品アイテム数が多いこと! 200を超えておりました。

そして高めのレンジのものがたくさん。

 

 

M社はもともと得意分野ではないブルゴーニュですが、かなり攻めてきました。

個人的にジュヴレ・シャンベルタンよりもヴォーヌ・ロマネが好き。

 

 

 

ボルドーもまずまず攻めてます。

ソシアンド・マレは良いよねえ。ラ・トゥール・カルネもまだまだポテンシャルを秘めていてこれから伸びる要素いっぱい。

クロ・デュ・マルキはスミレの香りとつや。

 

 

 

イタリアのお気に入り。

 

ダルフォルノ・ロマーノが造るヴァルポリチェッラの何と見事なこと!

毎回素晴らしくて、飲むたびに毎回感動します。溢れ出るブドウの活力「私はここにいたよ」と

ブドウの声が聞こえます。

 

 

 

そしてビオのコーナー。

この色を見て品種分かりますか?(ラベルは読んだらダメよ)

右の白い方がソーヴィニヨン・ブラン種。赤い方が(ロゼの造り)シラー種です。

濁ってますがそれなりに美味しいです。

 

アルゼンチンのビオもニュアンスがあり良い出来です。

入れようと思ったら品切れ中とのこと。

 

 

 

ギリシャの古代種も惹かれます。

オレンジワインと言えばジョージアですが、このギリシャも良かった。

じっくりと味わいたい。

 

 

そして出色の高級南アフリカ。

右側のシュナンブラン種にはハッとさせられます。左側のシャルドネは当然すごくて、かつて販売いたしました。

 

 

 

さらに

こちらのピノとシラーがやたらと美味い!

特にシラーは柔らかでしなやか。旨みと優しさいっぱい!

 

 

 

ラスボスは古酒のコーナーよりこれ。

スペイン、リオハの1973年のグラン・レゼルヴァ。

これは壮大で深い!ワイン会でみなさんと楽しみたい1本。

 

 

 

最後にグラッパ(イタリアでブドウの搾りかすから造られるブランデー)を。

この20000円のが美味いんだ。けどちょっと・・・ってなるよね。

グラッパって(フランスのマールやフィーヌも含めて)結構高いんですよ。

 

 

それにしてもM社のラインナップのいろんな深さ、巧みさを感じることが出来た試飲会でしたよ。

いくつか入れておきます。もちろんもっとお安くて美味しいのも入れます。お楽しみに。

 

 

コメント
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