千々石の「げんこつ家」がずっと休みなのがいけない。
おかげで豚骨スープのカラータイマーが鳴りっぱなしだ。
そこで前から気になっていた大好きな佐賀ラーメンの有名店に遠征出撃!!!
もちろん炎天下のもと、バイクで~!
(行きだけ高速使用)
まずは諸富町にある「大臣閣」。
思わず通り過ぎる目立たない外観。
入ると・・・
年季の入った雰囲気だ。母娘でやっているようです。
メニューはいたってシンプル。
ラーメンをオーダーしたら、麺はどうしますか?と聞かれカタメンに。
そして間もなくやってきました。
小さめの丼です。そこへぎっしりとあこがれのラーメンが詰まっています。
まずはスープをひとすすり、もうひとすすり、そしてもうひとすすり・・・
おいおい、これさ、これ!
求めていた佐賀ラーメンの純な豚骨の美味しさ。
麺も細麺の中でもやや太め(中太麺といいます)で固さを残し、しっかりと美味しい。
店構えも地味、お店の方も地味、店内も古くて地味。正直何も特に書くこともないようだが、
その小さめのどんぶりの中の世界たるや、純粋さ、伝統、美味しさ、飾り気のない素晴らしさ
にあふれています。
自分の人生をも見る思いがするくらい・・・こんな質素でシンプルで、小さな世界だけど
ギュッと素晴らしさの詰まった人生を送りたい、そう思わせます。
地味でたいして取り得もない私にとって、目標となるほどの世界観を見た衝撃です。
良いお店に出合いました。近かったら通いたいです。
もうすでにここ1軒だけで遠征した甲斐がありました。(でもげんこつ家の出来のいい日
の方がもっと好きだ)
実はもう1軒行くので、スープまで飲んでしまうとお腹いっぱいになってしまって困るのですが、
飲んでしまいました。豚骨の美味しさの原点をしっかりと体験できるお店でしょう。
そしてもう1軒下田町の「幸陽閣」へ。2軒の「閣」攻撃となりました。
メニュー。こちらもシンプル。
特に飾り気はないですが、新しくシンプルな店内です。
オーダーはラーメンと御飯小で。
さあ、きました。
さてとスープを・・・?!
何、油っぽい。結構油っぽい。さらに醤油ダレの風味が少し。
純な豚骨自体は基本的にありますが、余計なものが付きすぎてあれれ状態。
これじゃ飲むのきついなあ・・・。
これをパワフルとか濃いとかみなさん表現してるんだなあ。若い人には良いかもね。
麺は何も言わなかったのでダルダルです。それはいいですが、スープきつい。
でもここ、かなりの人気店なんだよなあ。店員さんも感じが良いし。
次回行くなら、そして出来るのなら「油少な目、麺かため」かなあ。
今回の「閣攻撃」遠征は「大臣閣」の圧勝です。
でも逆の順番で食べたらどうだったでしょう?
幸陽閣が油多くて派手なので、大臣閣を地味に感じた可能性もあります。
でもこれを書きながら、もう一度どちらを食べたい?と聞かれたら間違いなく大臣閣
と答えます。(もちろん個人の好みですし、その日その日のスープのぶれもあります)
とりあえず佐賀ラーメン禁断症状はいったんおさまったようです。
しかし数日で再発するのは分かっています。
早く「げんこつ家」さん、再開してください。
よろしくお願いいたします。