わたしの通うキリスト教会でも、
3ヶ月ぶりに会堂閉鎖がとけ、
ソーシャルディスタンスを取りながらの日曜礼拝が再開しました。
朝、一番で教会に行ったわたし。
誰もいない礼拝堂に入ると、
いわゆる長椅子のところどころに緑のテープが付いてて、
そこに座るように指示されています。
逆にその両隣りや前後は養生テープでバツがつけられていて、
座れないようになっていました。
数ヶ月前とは全く違った雰囲気。
まずは教会学校が日曜礼拝に先立って再開。
親御さんに車で送られて来た子供達が次々やって来ました。
皆、学年が一つ上がって、
中一になった女の子は、この閉鎖中にわたしの背を抜かしていました。
教会学校の礼拝、
礼拝堂の決められたところにばらけて座り、
賛美歌はなしで、礼拝も簡素化。
礼拝後の分級も、距離を置いて座り、
ワークをするのも黙って。
それでも、本当に久しぶりなので、
近況もお互い少し話したりして、
トータル1時間で解散。
その後、信徒さんを中心に人が集まって来ての日曜礼拝。
今まで通りオンラインで礼拝の様子を流し、
遠くの方、電車で来ないといけない方は自宅で礼拝。
近くだったり車で来ることができる人たちが
実際礼拝堂に集まって2ヶ月半ぶりに礼拝をしました。
オルガンでオルガニストが前奏、後奏は弾いてくれるけれど、
歌う賛美歌は1曲。
それも1番だけ。
立つこともなく、
ただ静かに座ってる礼拝。
それでも、集まって礼拝するっていいなあと思いました。
この春まで、乳幼児グループの集いに来られていて、
この春幼稚園に入園された親子さんが、
教会の方にお手紙をくださっていたのを牧師から預かりました。
中には、お母様からの丁寧なお手紙と、
そのお子さんの絵と文字のお手紙が入ってました。
お母様のお手紙の中には、
「週1回、娘と一緒に、教会の礼拝堂のステンドグラスを見上げたり、
オルガンでの奏楽を聞いたりして過ごす時間、
本当に心が休まる日々でした」と書かれてありました。
その言葉は、
長く礼拝に来ていなかったわたしも大変共感するものでした。
そうなんですよね。
神社仏閣でも同じかも知れませんが、
教会の建物の中に佇む、
そこの長椅子に座る、
礼拝堂のステンドグラスを見上げる、
生演奏のオルガンの賛美歌を聞き、歌う・・・。
そして、同じ空間に、
同じ神を見上げる人たちがいて、
一緒に礼拝する・・・・。
オンラインでも礼拝は出来、
それほど悪くはないと思っていたけど、
この「生の体験」って、
やはりとても貴重で大切だったんだと再度教えられた気がしています。
こういう貴重で大切なものを、
守っていくためにも、
「新しい生活様式」を確立して、
コロナ禍にできるだけ左右されない空間、
時間を作っていかなければなりませんね。
今回、
実際に教会も「新しい生活様式」として、
座る場所を限定や徹底的な消毒、
簡素化した短時間の礼拝などの試み、
一緒の飲食の禁止などをやってみたわけですが、
今後も長期戦になりそう。
だからこそ、
こういう時はいつも以上に頭を使い、
皆の想像力や創造力をフルフルに発揮して、
短い時間でもリラックスして、
安全に過ごせるように、
少しずつでも修正したり、さらに整えたりしたい、
そのように思いました。
今はどこででも、
「ピンチをチャンスにかえる」発想、そして取り組みが急務ですものね。
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