(↑「ムラサキシキブ」がだいぶ枝を伸ばしました)
6時半起床。
毎日自分のメールアドレスに、昨年の自分の記事が送られてくるのですが、
それを見てびっくり。
同時期に、たくさんあるサルスベリの木から、
同じ木の写真をあげてる!
こういうこともあるんですね。
いいことなのか、悪いことなのか、
目につくところは同じなんだと気づかされます。
その記事によると、
昨年は日曜日朝早く起きて、
朝食づくりの前に庭掃除をして、洗濯機も何度も回して、
えらく張り切ってました。
梅雨明けが8月に入ってからだったこともあって、
太陽を待ち焦がれていたのでしょう。
でも、同じくコロナ禍の元でしたが、
昨年の方がまだ世の中の状況は落ち着いてましたね。
こんなに感染者も増え、病床逼迫率も高くなって、
これ、オリンピックの話題がなかったら、
どんだけどよんとした日々だったろうと思います。
オリンピックの後が何より心配デス・・・。
そんな中、わたしもワクチン接種2回目。
様子もわかってたから、前ほど緊張はしませんでしたが、
「副反応は1回目より強く出るかもしれませんよ」と、
注射を打つ前にスタッフさんから念押しされました。
確かに腕の痛みは前以上。
でも、今のところその程度ですんでます。
午後は、予定通りのんびりして、軽い本を読み終えました。
『昨日がなければ明日もない』 宮部みゆき著
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私立探偵・杉村三郎シリーズの最新作。
この杉村シリーズは、
テレビドラマの方で最初に知ったから、
杉村演ずる小泉孝太郎の顔が頭から離れない。
今回のを読みながらも、
頭の中は小泉くんが映像として動き回ってる感じ。
その杉村、
本人は至って普通の中年男性。
ただ、彼のまわりでは(時に彼を巻き込んで)、
人間の醜悪な現実が色々起こり、
彼はそれを目の当たりにしてしまう存在。
しかし彼はそれに対してとても無力で、
ただ「傍観」することしかできない存在。
本の最後の「解説」で杉江松恋さんがこのように書かれています。
「杉村こそはまさしく『目には入っているのに見えていない』傍観者の役割を担った主人公だからだ。すべての情報はそこにあるのに、正しく、その意味を読み取れないために真相には到達できない。だから悲劇が起きてしまうこともある。・・・・・読者は杉村と『目』を共有することで物語世界に自分も立ち会う」
本を読み進めていると、
杉村こそは自分であると気づかされ、
自分もその事件や出来事の傍観者として立ちすくむことになるのです。
でも一方で、
彼はまわりの人に恵まれる存在でもあります。
名もない存在でありながら、
個性的な人たちに囲まれ、支えられ、助けられてる存在。
小泉くんの雰囲気とあまりにぴったりハマっているから、
この感じは、物語自体が重いテーマを持っていてもホッとする部分となっているのでしょうね。
この本、
中編3編とも、ややこしい女性たちの話が続くのですが、
『名もなき毒』で出てきたとっても怖い犯人役で、江口のりこを知ったように、
ドラマとなったら、このややこしい女性たちに誰がキャスティングされるのか、
そんなことばかり考えてる自分がありました。
さて、この日、
夕飯は息子がチャーハンを作ってくれ、
野球の日韓戦も気になりましたが、かなり早く床につきました。
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