「関東地方一都三県にも積雪」との予報が出てましたが、
やはり降りました。
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寒い雪です。
ゴミ出しも早起きの必要もない日でしたから、
流石にこの日の朝は、
お布団から出る勇気がなく、ずるずるお布団の中で過ごしてしまいました。
新年早々ですけどね。
「寒い朝」という言葉から、一冊の本を思い出したまんじゅう顔。
中学生くらいだったでしょうか、
「旺文社文庫の100冊」というのが発売されて、
父に本箱セットで買ってもらったことがありました。
その中にあったのが石坂洋次郎の『寒い朝』。
内容はすっかり忘れてしまったけれど、
甘酸っぱい青春小説だったような・・・。
ちょっとおしゃれでハイソなイメージの内容。
田舎者のわたしは、めちゃ憧れた世界でした。
今その時の本を調べてみたら、
1973年とか74年とかの発売になってました。
「石坂洋次郎」、最近はあまり読まれなくなってしまったのかな・・・。
さらに「旺文社」、
わたしたちの若い頃には特に定評のあった出版社。
模試もあり、ラジオ講座もあり、螢雪時代もあり、参考書もいいのがいっぱいあり、
旺文社なくしては受験合格はなかったのではと思うくらいにお世話になりました。
特に「ラ講」と言われた大学受験ラジオ講座は、
わたしの受験の伴走者でした。
寺田文行先生の鉄則数学!
タ、タタタタターン、タ、タタタタターン・・・となり始めると、
眠かった目がグッと開いたのを覚えてます。
深夜近くに放送されてたような。
今でもYouTubeで先生の声を聞くことができます。
そうそう、この声だった!とあの頃を思い出す。
寂しいですけど寺田先生はもう他界されてますね。
わたしたちの若い頃は、
ラジオを聞くというのが一つの若者文化でした。
関西人のわたし、
小学校の高学年くらいから、ちょっとずつ宵っ張りになり、
夜の11時から始まる「ABC放送ヤングリクエスト」などを聞き始め、
「ヤンリク」「 NBSヤンタン」などという言葉が友達同士の会話に上がってきてました。
忘れもしない、そのころにカーペンターズは大人気で、
「イエスタディワンスモア」が長く1位をとってましたっけ。
洋楽への扉を開いてくれたのもラジオでした。
今朝ドラで取り上げられてるラジオの英語会話も、
塾もなく英会話学校もなかったわたしたち世代にとっては、
学校以外で英語を学ぶ唯一のツールでしたっけね。
どんどん雪が積もっていく中、
外に歩きに出る勇気もなく、
家の中でこもってた昨日一日。
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キルトをチクチクしつつ、
つらつらいろんなことが芋づる式に思い出されて、
懐かしい思いに浸りました。
また、
年末ドラマにどっぷりで読むのが止まっていた『ノースライト』も
新春早々読むのを再開し、話のクライマックスに到達しました。
家族はいよいよ今日から本格始動です。
足元が悪い中です。
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