(ウェブ画像)より
林の中の吹き抜けの拝殿には
たまに見たことのない神様がいる
木漏れ日に覆われた夏の昼下がり
たまたま拝みに立ち寄ると
薄暗い拝殿の奥で横になっていた
通り抜ける風がよほど心地よくて
うとうとと眠り込んでしまったのか
ぼくも昼寝をしたかったが
神様の横では畏れ多いから
すごすごと引き下がったのだ
アブラ蝉の鳴き声がジージーと降り注ぐ
縁側で寝転ぶぼくの体にも降り注ぐ
あの小学三年生の夏休みは戻らない
神様にたった一つお願いできるとしたら
緑陰を渡る風と縁側の板の感触が欲しい
もう一度あの縁側で昼寝させてください
林の中の吹き抜けの拝殿のときのように
見知らぬ神様がふらっと現れてもいい
ぼくが眠っている間なら
傍で昼寝しても構いませんから
その緑陰の下で暑さを凌いでおります!
暑さの中での通り過ぎるいっぺんの風にホッと
します。一服の清涼剤です!
農作業の合間に体を休めていると、林を吹き抜けて来た風が胸元を撫でていく。
そんな光景が思い浮かびます。
いろいろの野菜たちも、もう収穫の最盛期は過ぎたのでしょうね。
毎日イベントがあるわけでもなく
母や祖母はお昼寝タイムで 姉は さてどうしていたかしら
ともかく ひとり置いてけぼりをくったような気持ちでいた昼下がりのこと
ふいに思い出しました。
そうそう、親とかはみんなお昼寝してましたよね。
子どもたちは、遊びたい気持ちが先だから、なかなか寝ようとしなかったかも。
でも、みな寝てしまうと、置いてけぼりをくったような気分になりますよね。
その気持ち、思い出しました。