海が咲いた 空が咲いた
国営ひたち海浜公園のはるかな地平に
幸せの国が浮かんでいる
空が咲いた 海が咲いた
なんというブルーだ
吸い込まれるアクアの青だ
海が咲いた 空が咲いた
世界の花々がいっせいに息を呑む
それほど特別の青の賜物だ
海も空も咲かない公園は
どんよりと心が萎える
こんな気持ちを人はなぜブルーというのだろう
空が咲いた 海が咲いた
遥かなるものを求めて人が咲いた
みんなの顔が特別の青に染まっている
海が咲いた 空が咲いた
笑い声がさざ波のようにネモフィラを渡る
風はあちこちで暦をめくっているんだね
〈2017/10/10より一部修正して再掲)
ネモフィラ
(国営ひたち海浜公園)画像
沈んだ心を何故ブルーと表現するのか
ネモフィラと空の青さのお写真が
その言葉を打ち消してくれました。
沈んだ気持ちをブルーと表現するようになったのは、いつのころからでしょうか。
ぼくが読んだ昭和以前の小説では、見かけなかった気がするのですが。
たぶん、翻訳ものなんかで・・・・。
それはともかく、ネモフィラの花の色は心にも体にも沁みますねえ。
まあ、いろいろあっていいのでしょうが。