昨今、地域社会の人々のつながりが稀薄になっているといわれる。近くのバス停に「庚申塚」という懐かしい地名がある。よく耳にする地名で、庚申信仰が盛んであった地方には、どこでも見ることが出来た。しかし、この庶民信仰も今では過去のものになりつつある。
田舎の実家近くでも庚申塚があり、石塔が建っていたと記憶している。道路の拡張工事で撤去され今ではその痕跡すらわからない。おそらく、その地名もバス停などに掲げられない限り、城の礎が次第に土砂に埋没するように人々の絆を深めた講の文化とともに忘れ果ててしまうだろう。こんなことも人々の連帯感を損なう一因になっていないだろうか。明日は、町内のサークルの夕涼み会を企画しているが、、、、