昨夕は、2年ぶりに「よる年波のかさなりていつしかこうべのしも白く」になった5人の寮生仲間で酒宴をあげる。互いの健康のこと、家族の近況、参加できなかった友の動静など語り合い旧交を温めあった。天衣無縫の青年も、武勇伝の数々を披瀝していた若者も会う度にみんな好々爺になってくる。とりわけ、孫の話などでは、、。
連れ合いを見送って一人暮らしをしている友二人の話には「そうか。もう君はもういないのか」を書いた篠山三郎のエッセイそのものであった。しんみりと聞き励まし、これもまた人生と自らに言い聞かせつつ帰路に就く。