差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

松の揉み上げ

2020年06月30日 | うんちく・小ネタ

 私は、鉢に植えられた黒松です。年齢は確かなことはわかりませんが、ご主人さまと群馬県迦葉山弥勒寺境内で出会い、この地に連れてこられてから40数年経っているので8,90歳にはなっていると思います。 

 当初は、やたらと針金で巻かれ理想の形にしようとされたようですが窮屈でとても嫌でした。ここ10年ほどは満足な樹形になったと思われたのか、それともあきらめたのか針金から解放されそれなりに愉しんでいます。同期の仲間では、立派な黒松になっている者もあると噂の便りで耳にしていますが、自分では可愛がってくれるので満足しています。

 ただ、気まぐれでせっかちなご主人様、ほんとうは秋から冬にかけて葉揉みをするのですが、今朝思い立ったようにされてしまいました。さっぱりしましたが、もうしばらく古い葉で守ってほしかったと思います。まあ、陽当たりもよくなったので新芽をすくすく伸ばしていこうと思っています。

 ご主人様は、作業しながら根元に生えたキノコを見つけ匂いを嗅ぎながら「もしや! マツタケ??」と思われたようです。大きくなったらまたアップしてくれることでしょう。

 昨日は 11,425歩


サンパラソルビューティ咲き続く

2020年06月29日 | うんちく・小ネタ

 門の外に置いたサンパラソルビューティ、次々と咲いて街往く人々も愉しませている。興味を示す方々には、挿し木に挑戦するよう勧めている。これまで4人の方々に挿し木用にと切り取り差し上げてきた。その後の便りが楽しみである。

 ところで海外旅行して知ることとなるのだが、園芸を塀の内側ばかりで愉しむ我が国とは違って、街往く人々にも楽しんでもらうような花々の飾り方が多い。オープンガーデンもその延長線であろう。サンパラソルビューティを門の外に置いた効用、思わぬ人々との交流も始まる、、、。

 昨日は 8,191歩


朽ちる燃料(用材)??

2020年06月28日 | うんちく・小ネタ

 公園内の林の更新作業で木々が伐採されているが、いつものことながらその始末が気になっている。アップしたのは、ウォーキング道路沿いに積んである木材である。そのそばには朽ちてしまった木々もある。

 見るところミズナラやクヌギなどである。これらは薪としても木炭用としても一級品、立派に使えるものばかりである。今や燃料革命、山奥の一軒家でもプロパンガスを使う時代なので致し方ないのかもしれない。

 暖を取るのも、煮炊きをするのも、風呂を沸かすのも薪炭を使っていた子供の頃が懐かしく思うものにとっては、朽ちる姿を見ては勿体ない、勿体ないと思うのである。有限な化石燃料にとっぷりと頼っていながら、、、。

 昨日は 5,082歩


可愛いハンター

2020年06月27日 | うんちく・小ネタ

 庭木の虫害が心配される季節となった。昨日、アブラムシなどの発生を抑えようとあちこち消毒をすることにしたが、咲きだしたブーゲンビリアを見ると可愛いハンター、カマキリが獲物探しをしているのが目に留まる。

 

 この小さな可愛いハンターは、アブラムシなどを狩る益虫である。一斉の消毒液を散布してしまえば彼にも害を及ぼすことになる。 暫し前後に体をゆするようにして踊る彼を眺め、避けて消毒する。

 考えてみれば農薬は作物にとってはなくてはならないものだが、トンボやカマキリなど益虫といわれる昆虫にとっては有害なものであろう。この二律背反、、、消毒しながらジレンマに陥り、ふとレイチェル・カーソンの沈黙の春を思い出す。

 昨日は 10,973歩 

 


霧の朝

2020年06月26日 | うんちく・小ネタ

 雨戸をあけると狭山丘陵の森はかすんでいる。珍しく濃霧の朝を迎えたが、この地では間もなく霧が晴れるので暫しの光景である。

 いつものことながら、霧深い日を迎えると遠い昔の遊びの想い出が蘇る。声はすれど姿は見えない鬼ごっこやかくれんぼなどである。

 阿武隈高原の地では、濃霧に覆われる時間が長いのでたっぷり遊んだ頃が懐かしい。霧の発生で作物の生育に影響するのを心配する親たちの気持ちを余所に、、、。

 昨日は 10,628歩


グリーンカーテン

2020年06月25日 | うんちく・小ネタ

 昨年は、キュウリのグリーンカーテンに挑戦し、それなりに収穫を愉しんだ。今年も日を遮るほかに収穫も得るためいわば一石二鳥ゴーヤの苗3種(白いゴーヤやサラダ用のゴーヤなど)を植えてたくさんの収穫を夢見ている。今のところ雄花ばかりが咲いているが、雌花もそのうち咲いてくれるだろう。

 ところでゴーヤ栽培初体験で気が付いたことであるが、雄花があの苦いゴーヤとは似つかわしくない、なんともいい香りを放っているのである。さてさて、何本採ることができるかな?

 昨日は 10,421歩


サルナシが生りました

2020年06月24日 | うんちく・小ネタ

 郷里の野山の植物を身近で育ててみたいとサルナシも盆栽仕立てにして愉しんでいる。これまで実付きがあまり良くなかったが、今年は7つほど生ってくれた。開花時、筆で受粉を助けたためであろうか。

 サルナシには雌雄異株と雌雄雑居性の蔓があるそうだが、開花した時に受粉作業をしたので、この蔓は後者の仲間ということか。

 サルナシは初霜のころまで生っていれば、熟れて美味しくたべられるのである。この小さな盆栽を愛でては故郷を偲んでみるのである。

 因みにサルナシの仲間にはマタタビやキューイフルーツがある。マタタビ酒を飲んだのはいつの日か、、、。

 昨日は 10,472歩

 


老人会の新学期

2020年06月23日 | うんちく・小ネタ

 以前にも触れたが、二股の分かれた一方の枝がカミキリムシに食害されて十分の養分が届かず紅葉始めている。このところ日ごとに朱くなっているので枯れるかもしれないと心配している。食害された枝の先を切るべきか切らざるべきか、、、ハムレットの心境である。

   注 右下の枠内は食害されなかった別の枝

 わが町の老人会コロナ禍により2月以来休校状態だったが、活動再開し第一弾として戸外で昼食会を催されることとなった。昨日、当日を迎えたが残念ながら雨のため集会所に変更することとなる。自粛ムードでの中での久しぶりの集い、みな集うことの喜びを感じ愉しそうに会話が弾む。いよいよ集いの新学期のスタート、役員の方々にはご苦労かけるが愉しい企画を期待したい。

 昨日は 6,712歩

 


桔梗の花

2020年06月22日 | うんちく・小ネタ

 ベランダ園芸ブームの表れか草花が小型化されているようだ。アップした桔梗もこんな背丈で花をつけつけている。野生の桔梗などは、草原で他の雑草に負けないよう高く伸びて咲いていたものである。

 ところで今、野生の桔梗が絶滅危惧種になっているという。その要因に、労役やたい肥をとるために牛馬を飼う農家が減少し牛馬用の飼料として草を刈っていた草原が少なくなってきたこともその一つであろうか。以前は草刈り場としての草原が至る所にあったものである。

 嘗て、お盆花として朋たちと草原を駆けめぐってこの花を摘んだあの体験が懐かしい。郷愁を誘う桔梗の生える草原は残しておきたいものである。無理な願いか、、、。

 昨日は 10,389歩


地味な花たち

2020年06月21日 | うんちく・小ネタ

 縁起がいいといわれる南天や千両庭に植えているが、その花をアップしてみた。これらの花は香りもなく地味であり鑑賞の対象とはならないが、晩秋のころには赤い実をたくさん生らせるのがいい。

 赤い実をつけた千両はお正月の縁起物として飾るのだが、昨年は花の時も実の時もコガネムシを小さくしたような甲虫が発生し全滅されてしまった。今からまめに消毒をしていかなければ、、、。

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 ウォーキングコースの中で見た光景を記してみよう。

 裏山に抱えられた立派な家屋があった大きな屋敷が突然解体され更地となる。今は細分化され宅地として売りに出されようとしている。地元故、何代にもわたってそこで生活したであろう家が消えてしまったのである。防人の詩ではないが、「♪ 故郷は逝くのですか」である。

 生々流転、これもまた人の世の理でありましょう、、、、。寂しい光景である。

 昨日は 11,319歩