子供のころ二百十日という言葉は、恐ろしいことがやってくる日という印象があった。立春の日から二百十日目あたりに台風がくることが多いのでそう言われたのであるが、農家の人々にとっては厄日と言われてきた。台風は、一夜にして穂の出た稲をなぎ倒し甚大の被害をもたらすからである。泥水に浸かった水田を何度見たことか。田周りをして心配する父母たちの心配する姿も、、、、。
だが、そこは子供たちである。台風がもたらした大雨で小さな小川も増水し大河のように思われ泳ぐ喜びもあった。急流に沿っての泳ぎは泳力が上達したように思い、それを愉しんだものである。三日も経てばもとの小川となり寂しがったものである。
今年は、その日が今日に当たる。くしくも予報によれば大型台風9号が南西諸島方面に接近しているという。願わくば逸れてほしいものである。二百十日、今はあまり使われなくなった言葉である。
どの枝先にも花をつけた百日紅、今日も暑くなりそうだ。
昨日は 10,356歩