差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

秋きぬと

2009年09月02日 | インポート

 古人の歌に「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」という歌がある。季節の移ろいを詠んだ歌として有名である。

 それにしても、このところの天候はどうしたことだろう。昨年の今頃は、残暑厳しい日々が続いたのだが今日も朝から気温が低く雨模様である。当に「その涼しさにおどろかれぬる」である。余りにも早い秋の訪れは、寂寥感を感じさせるものである。残暑が続けば、つづいたなりで文句をいうのだが、、、。庭では、虫の音が喧しい。そこで、一句を詠みたいところだが、残念ながらその才がない。