狭い庭ながら故郷を思いおこす草木を移植し愛でている。池の淵のミツバツツジの下で咲きだしたこのヤマブキもその一つである。郷里では、晩春の淡い緑に萌える木々の野山の下を明るい黄色で飾るのである。その光景を思い起こさせ郷愁をそそるのである。
郷愁をそそるといえば、甥からプレゼントされたアカヤシオ(郷里では岩躑躅と言っていた)年々樹勢が衰えてきたのでいずれ郷里に移植しようと思っていた。ところが、残念なことにこの春芽吹かず枯れてしまった、、、、。
10数年ほど愉しませてもらったが、もともと高地の植物この地には合わなかったかと自ら慰めているのである。