八幡浜の宿は港の近く。そこまでブラブラと歩く。何やらこの建物の2階がずらりと
スナック? 営業中はどれくらいだろう?
むむ、商店街には人がいない。7年前もそうだったなあw
市立市民図書館の建物は立派だぞ。近年地方都市では立派なハコが増えましたが、
是非ともきちんと専門の司書を常勤で雇い、蔵書の充実を継続してほしいものです。
ハコを作るのは一回の出費で成果が見えやすいですが、運営にはずっとお金が
かかるんです。
前回もこの建物見たなあ。
薄暗い商店街を通り過ぎれば予約したホテルだ。
ホテルの部屋からは港方面が見えました。ひと休みして、ちと散歩しようか。
こんな趣のある建物がちらほらと残っています。
10分ほど歩けば港に到着。
大きな作業船。
フェリー発着場に来てみました。明日乗りますからね。出航時間などもチェック。
上階が展望テラスになっていました。この時間、誰もいないのでのんびり景色を
眺めたり。
さっき見た作業船だ。
町のほうを振り返る。港だから風が吹き抜ける。こうやってひとり静かな時間を
過せることは贅沢なものです。
宇和島の朝を迎えました。次の目的地・八幡浜はわりと近いのでブラブラと
この街を観光でもしようかと思うが、前回お城は見たし、また荷物を持って山に
登る気はしない。
人っ気のない町を駅に向かう。
「パフィオうわじま」には図書館が入っているから本と新聞でも読みましょうか。
あちこちの図書館で読み進めている本はことごとくないw しかたなく持ち歩いて
いる自前の本をしばらく読む。ゆっくり座れるだけでも図書館はありがたい。
地方都市には町中華があるので嬉しい。唐揚げはでかかったー。
というわけで昼過ぎになり、電車の時間となりました。
宇和島はターミナル駅。
あれっ! 誰も電車に乗らないの? みんな車で移動するもんだから乗客は減り、
さらに列車の本数が減るという負のスパイラル。
空いているので一番前の特等席に(^益^)b
わぁ、森の中を突き抜ける線路、大好きですーw
視界が開けて町の中。
途中「卯之町」という駅からバスで10分ほどのところに「愛媛県歴史文化博物館」が
あり、そこに行ってみようと調べてみたのですが、何せそのバスが2時間に1本あるか
ないか。列車の時刻と合わせて見学時間を考えると、どうやってもうまいこと行く
ことができません。自家用車で行くしかないと。それってどうよ。。。
やがてまた山の中。たまーに海が見えたりもしましたけれど、ずっとカメラを
構えているわけでなし、また横の窓だったりするのでそれは撮れずw
こういう景色を見ていると、運転手さんがちょっとうらやましい。こんな緊張感・
責任感あふれる仕事は俺には勤まらないとは思いますがww
俺の好きな緑のトンネル、そして本物のトンネルが続きます。三陸の宮古に向かう
山田線、そして7月に北九州を旅したときの路線もこんなトンネル続きの線路が
あったなあ~。
トンネルが2つ3つと見えるときがあります。
これも3つは見えるでしょ^^
山を越えてだんだん八幡浜が近づいてきました。
ここは伊予石城という駅。鈍行だもんだから、上り下りの列車が行き交うのに
やたらに止まります。ここでは特急が抜かしていくのを待つのに20分以上停車。
しばしホームに立って体を伸ばす。右のほう、田んぼの中に何かが見えるでしょ?
「わらマンモス」です。列車が出たら、よく見てみよう。
よく手入れされてるよねえ。民家にあるわけでもないのに?
運転手さんがアナウンスで「アンパンマン号が通りますので、どうぞご覧ください」と
言っていました。ま、な^^;
さて列車が走りだして、わらのマンモスが見えました~。よく見てみると、鼻の上に
子供が乗ってるよ。
そして八幡浜に到着しましたー。ちと懐かしい。思い返せば7年ぶり。
宇和島の夜の出動タイムです。前回宇和島に泊ったときは、魚がとてもおいしい
居酒屋と、楽しいおばちゃんがいる小さな酒場に行きました。その2軒目はどうやら
閉店したらしい。
今回は高知の酒場で隣に座ったおっちゃんが「宇和島ならいい店がある。魚は
美味いし店員さんも感じいいんだよ!」と絶賛していたので、そこに予約して
来てみました。その名は「遊楽」。
たしかに人気店らしく、開店早々の予約でしたが、そのあとにちらほら来た客は
みんな満席と断られていましたよ。お通しの茄子がトロトロで味も絶妙♪
最初は大事です。
連日の酒場なので、野菜系統を選んでみました。キムチっぽいタレがかかっていて
これも繊細でしたよ。
さて地酒は「虎の尾」純米大吟醸っつ~のが他の倍のお値段。しかし見よ!
「飲み比べセット」で「お好きなお酒をお選び下さい」ときたもんだ。いちおう
店員さんに「この一番高いのを入れてもいいの?」と聞いたらOKです。
というわけで、地酒で高い順に♪ さすがにいいやつは美味いぞ^^
魚も美味かった~(^益^)b ただですね、中村で「ビリガツオ」なんて超レアものを
食べて大感激した余韻が残っているので、それに比べれば、と思ってしまう悲しさw
口が肥えるって、贅沢を経験してしまうって、その反動もあるんですねェ~。。。
スミマセン遊楽さん、この画像を見て想像つくと思いますが、料理はすべて絶品
でしたよ。
「いかみがらし」ってのが気になって聞いてみた。そういうのは嫌いなものでない
限り、試してみるもんです。
いわゆる酢味噌和え? 酒のアテには悪くないぞ^^
今日で5日目。まだ3分の1だ。連日飲んでいるので、少し控えようと思った夜
でした。2軒目を控えるのは若干努力がいるw
明日は八幡浜~、と千鳥足w
土佐清水の朝を迎えました。今回2週間に渡る旅行では、一度も宿で朝食をとりません。
基本は地元のスーパーで買うスティックパンをかじって水を飲むわけですが、ここでは
前回使った町の喫茶店で朝のコーヒー。1杯出て来るのに30分以上かかりました。
混んでないのに^^; しかし急ぐ必要はない。バスは午後で、それまでのんびり
過すわけですからw
昨日も来た図書館に行って新聞を読もうとしました。Wifiを利用するには住所氏名
電話番号などを書いて申し込みをするわけですが、手続きを済ませて指定の机に
行ったら通信がとぎれとぎれ。そのうちパスワードが違うだの完全につながらなく
なるw 1時間ほどの予定だったので、面倒だからそれはあきらめ、地元紙を読んだ。
するとおととい泊った土佐久礼の駅がリニューアルで記事になってる。ちとズレたな。
早めの昼食で住宅街の食堂に。調べなければわからないひっそりとしたところ。
カツカレー、ちとしょっぱかったけど旨かった。地元のばーちゃん、おばちゃんたちが
頑張っているアットホームな雰囲気の食堂でした^^
まだバスの時間まであったので、プラザバルというスーパーを歩き回って2階に
行ったら、こんな休憩できるところがありました。向こうのほうに、地元民が
集っておしゃべりをしています。冷暖房が効いていて、無料で座っていられる
ところ、貴重な憩いの場所ですね。都会にはなくなっちゃったからなあ~。
バスに乗って、土佐清水をあとにします。
しばらくは太平洋岸を進みます。
曇っているのはバスのガラスなんですぅ~w 雨が降っているわけではありません。
乗客は俺ひとりでしたが、途中で道路の反対側の停留所で待っていた変な客がいました。
バスはあやうく通り過ぎるところでしたが、そいつが道路の反対側で手を振るので、
運転手さんはあわてて停車。そいつが乗ったあと、運転手さんは「こっち側の停留所で
待っててください。バスの進行方向に」と言ったら、そいつは怒って「なかったんだよ!」
と言い返す。(ありました!)
乗客は俺と二人で、そいつは俺のすぐ横に座るもんだからヤだった~w
左に見える施設、あれは灯台ではなく「足摺海底館」という施設で、海の中を見られる
水族館のようなものです。そこの停留所で、子供が3人乗ってきました。そこに行った
帰りなのでしょう。お兄ちゃんが小学校高学年で、学校前の小さな少年をひざに抱え
ました。もうひとりはその真ん中で、男の子3兄弟かしら。兄ちゃんは大きな声を
出す少年を健気にあやしていました。偉いぞ(^益^)w
少年たちは10分ほどバスに乗って、途中で降りて、バスの進行方向に歩き出す。
きっとその近くに自宅があるのでしょう。
するとその次のバス停で、中年女性が乗り込もうとしてドアのところで止まり、
乗り込まずにバスの中をキョロキョロと見まわす。すぐにわかった。お母さんが
迎えに来ていたのです。「ひとつ前のバス停で3人降りました。こっちに向かって
歩き出していましたよ!」と伝えると、ホッとして「ありがとうございます!」と
うしろのほうに向かっていきました。何せ2~3時間に一本のバスに乗っていな
かったら心配になりますもんねェ~^^ よかったよかったw
長かった。。。ようやく宿毛は近い。
そしてここから電車に乗り、宇和島へと向かいました。疲れていたんだかなんだか、
ここからの画像はナイw
土佐清水をブラブラしています。図書館に入ってみた。本の揃いは少ない。2階に
資料室があり、ジョン万次郎関係資料があるそうで、お願いして鍵を開けてもらい
入れてもらいました。手に入る本は古本屋に注文したり自宅に揃っているので、
その他をいろいろ見てみたが、さして興味深いものは見つかりませんでした。。。
この町でお泊りする宿。
うわー、昭和!
右のボタンはエアコンらしい。最強の3が押しっぱなしw もちろん稼働していない。
ありがちな狭~いビジネスホテルよりは広々としているね^^;
懐かしい雰囲気♪
水回りはちとな。。。
夕食前に港のほうを散歩してみました。
お寺の裏には立派な木がありました。
この先に特攻隊の基地があったとな。
港に出ました。
とんびがたくさん飛んでいるぞ。
悠々とすべるように飛んでいます。
みとれてシャッターを切る。あちらもこちらを警戒してか、あまり寄ってこない。
優雅じゃのう~。
たくさんいるよー。
風の谷のナウシカみたいに飛んでみたいねェ~~。
特攻って、飛行機を思い浮かべますが、ここのは船。「震洋艇」といって、ベニヤ製の
簡単にできるボートに爆弾を積んで敵艦に体当たりするんです。勇ましいこと言ったり
「国のため」とか言って若者に「行って死ね」と自殺を強要する悪質な殺人ですね。
行かないのは「卑怯」「臆病」「不名誉」なんて追いつめるわけだから、断れない
誠実なやつを殺す(と同時に人を殺させる)手の込んだ卑劣さを感じます。俺には
「やりませんね」と言える勇気があるだろうか?
この穴が、その震洋艇を格納していたところだそうです。
無念に囚われた幽霊はいないか?
いまは平和(少なくともここは)でありがたいことです。
夜の酒はこちらのお店に。
お母さんと娘さん(アルバイト?)の2人でやってるこじんまりしたところでした。
アジフライ。「なんとかアジ」といいましたが、忘れましたw
あとから来た近所のおじさんが「カツ丼と水!」と注文。それでもおねえさんは
「お飲み物は?」と聞くので、そうなると「う~ん、じゃあカルピスハイw」と
負ける。飲みたいなあ~、でも今日は我慢するかあ~、とか思っていても、
おねえさんに笑顔で聞かれちゃなあ^^;
刺身のない店なので、久しぶりに肉を食ったりする。酒はこちらの焼酎♪
サントリーの看板があるバーに入ってみた。
初老の御夫婦のお店。ドアが閉まった別室ではカラオケをやっていました。店内は
広いので、カラオケで騒ぐスナックと静かなバーが共存できるのです。
他に客もいなかったので、オーナー御夫婦としばらくおしゃべりを楽しみました。
奥様は世界中を旅して、南米やらアフリカやら、なかなか珍しいところもだいぶ
行ったことがあるというお話しでしたよ。旦那さんは一緒に行ったのかはこちらから
聞きませんでした(^益^;