東京は連日35度越えが続いている8月の夜、どこかへ避暑へ行きたいな、と地図を
見ておりました。涼しそうな北海道を見ていると、釧路やら知床がいいカモ、と考え、
飛行機を見ると女満別空港。しかしあまり私好みの宿が見つからない。
港町でこじんまりしてブラつくのに感じがよく、魚が旨くて居酒屋にふらりと入れる
ような所が最適。そこで小樽という街が目に入った。よさそうデショ(^益^)b
というわけで、これから小樽一週間の滞在記が始まりま~す^^
札幌へ行くときに使う新千歳空港に、久しぶりに降り立った。こりゃ最大級の賑やかな
空港。土産売り場やレストラン街の大きいのなんのって。鳥取や和歌山とはえらい
違いですなぁ。国際線もだいぶあるようです。
昼飯を食おうと歩いてみると、北海道各地で有名なラーメン店が集まった「ラーメン
道場」なるものがある。すごい人気です。10人以上並んでいるところもあちこち。
北海道だけに海鮮や味噌が多い。考えた末、ご覧の「王華」にする。
なかなか旨い味噌ラーメンでした。寒い地方だから味噌が人気なのかな?
さて小樽へは列車で札幌を通過して直行ですから、わりと早く行けるのです。
小樽駅から2つ手前の「小樽築港」という駅に隣接した、巨大ショッピングモールの
なかにあるホテルにしました。4泊以上の連泊だと安くなるというプランがあったの
です。
「おたるちっこう」と読みます。くれぐれも「ちこう」と呼ばないで下さい。(=゜益゜):;*.’:;
小樽という港町は、数十年前までは北海道で産出された石炭を輸出する窓口に
なっていて、ロシアとの交易も盛んだったので、むかしは札幌よりも人口が多かった
のです。その後石炭は石油に取って代わられたし、ロシアとの貿易もしぼんだので、
急速にこの街は衰退し、いまや「過疎地」に指定されているとか。
「築港」とは、小樽の港だけでは手狭になったとき、石炭などの貨物を列車から船に
直結させるために作った巨大な集配基地だったことからその名がつきました。
レールが横にズラリと並んでいたようです。
それがなくなっちゃって、その広大な跡地にご覧のものすごく巨大なショッピング
モールが建てられたのです。はじからはじまで、バス停が3つもあるような広さです。
「ひとつの街といってもいいでしょう」なんてバスのアナウンスに入っていましたが、
ほんとにデカイ。本屋さんもすんごく大きかったですし。
テラスからは小樽の海が見えました。海の向こう側はロシア。小樽は緯度で
ウラジオストックと同じくらいなんですね。
ホテルの部屋は広くて快適でした。9月に入っての平日で、しかも連泊プランだった
ので結構安く泊まれました^^
ベッドが縦横同じくらいの大きさなので、どちらかに連続寝返りをうっても、斜めに
なっても横になってもそのまま眠れる(^益^)b