さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

連ドラとあさイチを見て小樽の街へ

2014年09月16日 | 北海道シリーズ

私は普段はテレビをあまり見ませんが、旅に出ているときはホテルの部屋でつけるときがあります。だいたいはNHKの朝のニュース、天気予報、そして連続ドラマと「あさイチ」の有働さんを見ます。

いまの連ドラは「花子とアン」。以前にこのブログでも村岡訳の「アン」の省略部分について書きました。ドラマだからしかたがないけれど、吉高さんの演じる花子さんのイメージは、一日中辞書を引きながら外国の作品を読み続けている文学少女の雰囲気がほとんどありませんなあ。(それだとあまりドラマにならないか?)

さて小樽のホテルで見ていると、ドラマは日本が軍国主義に突入し、太平洋戦争に向かうシリアスな状況でした。花子さんが担当しているラジオの子供ニュースも、帝国主義の勇ましくキナ臭い内容を強いられる状況に。そこで親友の蓮子さんは、そんな放送に加担する花子さんを批判し、2人は絶交することになってしまう。

いつも楽しみにしているのが、次の番組の「あさイチ」の冒頭にある「受け」だ。有働さんをはじめとするキャスターたちが、直前のドラマを見ていて好き勝手な感想を述べる内容で、これが大人気だとか。

今回は花子と蓮子が絶交する場面で終了したので、「受け」も沈んだ雰囲気で言葉少な。最後に解説委員が「我々メディアにたずさわる人間も、いろいろ考えなければ」と発言し、有働さんも深く頷いて番組が始まったのでした。

いやあ~、いやいや。こっちのわずかなコメントのほうが、実に見ごたえのある「ドラマ」でしたねー^^

NHKは英国のBBCなどと違って、日本政府の御用番組の色合いが強い。靖国やら原発問題について、昔から放送の仕方について政府による圧力が問題になっておりますが、近年は首相による介入が強まり、会長やら経営委員会のメンバーにはひどく偏向した人たちが就いています。視聴者としては放送の言葉遣いを聞いていて「おやおや」と思うことがありますが、実際に現場で話している人たちの苦しさが思いやられます。どれくらい具体的な圧力があるんだろう?

今回の「受け」では、具体的には語られないわずかな言葉のなかにも、思いは十分に伝わりましたよ^^



さてさて、ホテルに隣接した「小樽築港」から電車に乗って小樽の街へ。



昨晩酔っ払って通った小樽の駅に着きました。朝は爽やかw



のんびりと歩いていたら、突然街の真ん中に、このような線路の跡がありました。



公園になっています。ここは1985年に廃線になった、「手宮線」の跡地なのです。
石炭や海産物を運んだ貨物用線路だったそうで、昔の賑わいを思い出させて
少し寂しいかもしれませんが、とっても感じのいい散歩道になっています。



通商貿易でものすごく潤った過去のなごりを残す建物が並んでいます。いまは
多くが土産屋などに改装されているのです。



石造りで豪華なだけに、長い時を経ても残っているんですねェ~。



こんなガイジンいるな~とか思ったり。2階のところは窓?中は暗いのか?
髭みたいに口のところだけ剃ってもいいのに(^益^)