さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

三陸沿岸の旅 1

2015年09月11日 | 東北シリーズ



三陸の沿岸は初めてです。去年はまだ震災の影響でなかなか宿がとれずに断念。
今年は営業を再開したところも増えたし、また交通機関も運転再開されるところが
増えて、ようやくフラフラと渡り歩くことが出来るようになりました。

まずは宮古を起点にして北の田老、龍泉洞という鍾乳洞を見学し、南に下って
大槌、釜石、三陸、綾里、大船渡、陸前高田、気仙沼、石巻、女川を見て
回ります。

盛岡まで新幹線で行き、それから山田線というローカル線で宮古に出ることに
しました。大宮から盛岡まで約500km。盛岡から宮古までは約100km。なのに
どちらも2時間あまりときたもんだ。新幹線はやっ!そして高っ!ローカル線遅っ!



山田線に乗ってみて、その遅い理由がわかりました。原生林というかジャングルと
いうか、鬱蒼とした森を線路のぶんだけ切り開いて作られているのです。そこを
ガタゴトと進んでゆく。



人里離れた険しい山の中を行くので、ひっきりなしにトンネルをくぐります。
この山田線がないときは、大変な思いをして山越えをしたのでしょうね…。



こんな渓谷を渡る鉄橋もあります。まるで遊園地の乗り物みたい?



一泊目は宮古なのですが、まずは通過して三陸鉄道北リアス線に乗り換えて「田老」に
行きました。「田老に太郎さんはいるのかな?」なんてくだらないことを考えていては
いけません。ここは震災のときの津波で壊滅的な被害を受けたのです。



三陸鉄道はカワイイ一両編成。終点の久慈は、NHKの連続ドラマで有名になりました。



土手の上に駅があります。



駅のホームから見ると、先に海が見えます。道の向こうにソーラーパネルが並んで
いるのが見えます。なんてことない田舎の風景でしょ?実はここ、見渡す限り建物、
民家がびっしり並んでいたのです。それが津波で全部流されたのです。