さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

大槌の復興商店街で昼飲み 12

2015年09月26日 | 東北シリーズ



役場から歩いて復興商店街に行きました。プレハブのアパートみたいなつくり。
電器製品の店、寿司屋、銀行のATMと、いろいろあります。



私は昼飯を食おうと、こういう店に入りました(^益^;



夜は居酒屋になるのですが、昼は「からあげ定食」といったメニューが並んでいました。
しかしここは元来酒を飲むところでしょう。私は臆することなく、「やきとりとか
注文していいですか?」とおばーさんに聞いて、色よい返事を頂き、早速ビールを
飲み始めた。



お次はホッピー^^ 飲んでいると、小さい店なのでじきに工事現場などで働く
労働者たちで一杯になりました。もちろんみなさん定食をもりもり食べているので、
ひとりだけ居酒屋モードになっている俺は少々浮いていたかもしれん。
ま、だって観光でうまいもん食って酒を飲むのが主旨なんだもんw
被災地の復興商店街では珍しいかな…w(゜゜)w



2階にも店が並んでいます。なんか文化祭みたい?



次のバスまではしばらくあるので、シフォンケーキにコーヒーということにしました。



なんか飾ってあって、酔っ払った勢いでくるには恥ずかしい感じなので、精一杯
しらふのフリをして手作りのシフォンケーキに生クリームがかかっているやつを
ひとり食べる。他に客はいないので、津波で手作りケーキの店を流されてしまった
話を聞きました。

そちらに話題をふったわけではないのですが、居酒屋のときと同じで、何を話しても
津波被害の話が出てきてしまうものです。



津波前の町の写真が貼ってありました。ケーキのおばさまは、真ん中あたりを
指さして、「ここに店があったのよ」と教えてくれました。津波の水害も
ひどかったけれど、そのあとに起こった火事もひどかったそうです。

盛り土が整備されて、また街が復興しても、新しく一軒家のお店を建てるのはとても
無理ではないか、と話していました。そうだよね~、千万単位で借金なんて、返すこと
考えたら難しいよねェ。。。



いろいろな苦労話などをたくさん聞かせてもらいました。「わたし話ばっかりしちゃって、
ゆっくり食べられなくてごめんなさい」なんて言われてしまいました。でもいろいろ
聞かせて頂いてよかったのです。それでいいのに、客に長々と愚痴を言ってしまった
ような気分になってしまったのかな。。。

最初にカウンターで払って注文したのに、帰るときに財布を出して「お会計を…?」と
言ってしまいました。「最初に頂いてますよ♪」とニッコリされましたけれど、ちと
酒が入っているの、バレなかったよなぁ…?