一軒目があまりにも混み合った店だったので、今度は少しゆっくり飲めるところを
探して町を彷徨った。このあたりは怪しいおねーさんが道端に立っていた。
そういう店に入ろうものなら、「ゆっくり」の反対で緊張感マックスになっちまう。
ここは評判のいいバーだ。バーは落ちつけていい^^
おっ。しぶい階段。いきなり一階でドアを開けて入るより、少しばかりの緊張感と
期待感を感じながら上ってゆくのもいい。
客は誰もいなかった。しばらくいて出るまで誰も来なかったので、穴場だったなー。
スモーキーな、香り高いウィスキーのお勧めをお願いしたら、スコッチのBig Peatが
出てきました。まさに燻した煙の香りが強い、俺好みの大人な(オヤジな)味わい
でした。
こちらのバーテンダーさん、ふたりっきりでちょっと間をもてあますように無口。
まあバーなので、やたらにおしゃべりでなくて結構なんですが、お互いあんまり
黙りこくっているのが続くのも何かな、とか思ったり。
でもね、しばらくしたらウィスキーの話になって、こちらも余市のニッカに
行ったり、鳥井信治郎やら竹鶴政孝の本を読んで少しばっかりかじったりしている
ものだから、話に花が咲き始めると、バーテンダーさん、意外にも熱く語り始める
ではないで~すか^^ やっぱり好きなのねー(^益^)b
ブドウを使ったカクテル。そもそもカクテルとは、ベースの酒に何かを混ぜたもの。
その何かっつ~のが何でもありで、違う種類の酒ということもある。
そこでフレッシュ・フルーツを加えるというのが、日本の素晴らしい文化のひとつ
ではないかと私は思うのです。何せ日本の果物は、世界最高峰の品質を誇っている。
鳥取のスイカ、山形のラ・フランスや佐藤錦(さくらんぼ)、福岡のとよみつひめ
(イチジク)、あまおう(苺)、信州のしなのスイート(りんご)、山梨の甲斐路
(ブドウ)、夕張メロン、まだまだ数えきれないほどだー!
世界中の連中、こういった果物を食べたら驚くよ。全く別物だよ。さてさて、んで
そういうハイ・クウォリティーな旬の果物を、その場でカクテルにしたら、そりゃー
うまいに決まっている。日本に旅行しているガイコツ人たちよ、飲んで味噌!
というわけで、上の画像は、信州の葡萄を使ったカクテルですー^^
もちろん、極上の味わい。至福のひととき。
世の男性軍、女性を口説くなら、こういう一杯を飲ませましょう!
他に全然客も来なかったので、遠慮なく楽しい酒の話が続き、今度はオレンジの
カクテル。充実の2軒目でした。。。
ちなみに一軒目は例の人気の居酒屋に行ったけれど、混んでいて落ち着かなかった、
と言うと、「あそこは座れただけでラッキー」なのだそうです。う~む。。。